ナンナカラの飼い方・育て方を徹底解説!
南アメリカからやってきたナンナカラ。
購入時は褐色の丸くて小さな(3センチくらい)の地味な熱帯魚でした。
そこから大切に育てていると成熟した雄は全身がグリーンメタリックに輝き、存在感のある渋く、美しく目を引く存在に成長します。
我が家に来たナンナカラは「ナンナカラ・アノマラ」といい、南アメリカ大陸の北部、ギアナ西部に分布するワイルド個体でした。
体系は丸みがあり、目の周辺のスーパーオービタルストライプが特徴です。
自宅飼育環境の紹介
画像引用元:チャーム楽天市場店
ナンナカラの性格は温和で、複数飼育でも問題なく同居飼育ができます。
90センチ水槽で、ナンナカラを5-6匹飼っておりその中で1ペアが成立しました。
エサ
混泳の場合、ナンナカラは水槽の底にいることが多いので、沈むタイプのえさが必要です。
フードタイマーを使って、3-4回/日に自動給餌し、たまに、冷凍赤虫やブラインシュリンプをわかして与えていました。高たんぱく質の生餌を喜んで食べます。
底砂
水質は弱酸性の軟水で、底砂は大磯砂を使用しています。
水草
流木やアマゾンソード、エキノドルス、アヌビアスナナを使ったレイアウト水槽でした。
混泳は可能・おすすめの混泳魚
混泳自体は可能で、我が家ではカージナルテトラやランプアイなど大人しい小型熱帯魚を数匹入れていました。
水換え・掃除・外部フィルター
水換えは1回/月、60Ⅼを交換しており、イノベーションという水質を維持する微生物の入った調整剤を定期的に使用していました。
フィルターは外部フィルターでエーハイム2222を使っていました。
照明
CO2添加、ライトはADAの30W3本の蛍光灯でした。
水温は25-26度になるよう調整していきました。
病気
飼育水が汚れるとエロモナス症という病気が発生しやすくなります。
ナンナカラの繁殖・産卵
我が家では5-6匹のナンナカラからその中で1ペアが成立しました。
ナンナカラは平らな石の上や幅の広い水草の表面など、比較的開けた場所に産卵するオープン・スポウナーと呼ばれるグループに属しています。
1匹のオスが自分の縄張り内の複数のメスを相手にする一夫多妻制のハーレム型繁殖をします。
ペアになった魚は、流木や石を縄張りにし、他の魚を追い払うようになります。
ある日、流木に卵を産み付けており、オスとメスが交代で卵の周りをパトロールしていました。
エサとしてのブラインシュリンプの作り方・与え方
ブラインシュリンプ幼生は、稚魚から成魚まで喜んで食べ、色揚げ効果も高い生餌です。
ワンポイントアドバイスとして、
与えるブラインシュリンプは孵化から間もないものを与えることが一番栄養価が高いとされています。
孵化から24時間たったものは、たとえ生きていても栄養価がゼロに近いものと考えなくてはいけません。
魚に与える時間から逆算して孵化セットをすることになります。
我が家は夜にブラインシュリンプの孵化をセット、翌日夜に給餌というサイクルにしていました。
出産してからは、オスとメスは交代しながら稚魚を守り続けました。
稚魚が泳げるようになると散歩?に連れて行くような光景もみられ、微笑ましく見ていました。
まとめ
ブラインシュリンプの作成に慣れてくれば、繁殖・稚魚の成長まで見守れます。