ヤマトヌマエビの飼い方!アクアリウム初心者におすすめ!
プロのアクアリウマーの方でもコケはどうしても出てしまうものなので、そんなプロの方でもコケが出る前提で水槽内にコケとり生物を入れてコケ予防・コケ掃除をさせています。
その、コケとり生物の一種であるヌマエビ。
筆者自身も半信半疑でヤマトヌマエビを購入して水槽にいれたらみるみるうちに1〜2週間程度でコケが減っていくのがわかり感動ものでした。
- ヤマトヌマエビが食べてくれるコケの種類→ヒゲ状藻は全部食べてくれる
- 混泳OK(注意点あり)→ヤマトヌマエビよりも大きい個体は注意
- ヤマトヌマエビの特徴→夜行性で夜間は水槽フタ必須で!
それではみていきましょう。
ヤマトヌマエビとは?
ヌマエビの中では比較的大型で、食欲も旺盛で水草のゴミを掃除してくれます。
体長が5センチほどになります。ヌマエビ科の中ではかなり大型です。
寿命も2〜20年(最長!)ほどでかなり長生きします。
しかし水質の変化には弱いので注意が必要です。
値段も1匹100円ぐらいで販売してます。
①ヤマトヌマエビが食べてくれるコケの種類
ヤマトヌマエビは水草水槽には必須といえるコケとり生物ですがどんなコケでも食べてくれるわけではありません。
食べてくれるのは、アオミドロ、ヒゲ状藻と言われる種類だけです。
②混泳OK(注意点あり)
ヤマトヌマエビは基本混泳は問題ありませんが、混泳している熱帯魚の口が大きくヤマトヌマエビが入ってしまうくらいなら注意が必要です。(熱帯魚はエビ好きが多いです。)
大型の熱帯魚との混泳ではヤマトヌマエビは怖がってしまうので水草を多めにいれて隠れ家を作ってあげてください。
ヤマトヌマエビ自身も、他のスマエビと比べ少し大きめなのでネオンテトラやランプアイなどの小さな熱帯魚との混泳の場合、コケがなくなったらほかの熱帯魚を襲うこともあります。
その場合は、エサ不足にならないよう、底に沈む系の熱帯魚のエサを与えるのがベストだと思います。
③ヤマトヌマエビの特徴
ヌマエビのなかでは食欲も旺盛で水草のゴミを掃除してくれます。
ただし食欲が強い分、糞(フン)も多く、あまり一度に多く飼いすぎると水質の悪化を招くこともあります。
コケはきれいになりますが、排泄物は自然にきれいになることはありませんので水槽内のフィルターは必須で設置してあげましょう。
ヤマトヌマエビは夜行性です。日中でも手を動かしているのであまり夜行性という印象はありませんが。
ヤマトヌマエビの幼体は海で過ごすため、飼育水のみの水槽内でヤマトヌマエビが増えることはありません。つまり繁殖の難易度はかなり高めです。
驚く特徴としてはミナミヌマエビなどのエビはアミですくって水上に出たらピチピチと跳ねるだけですが、ヤマトヌマエビは水上でも歩くことができます。
筆者も初めてアミを登ってくるのを見てエビを落としてしまった覚えがあります。
あとヤマトヌマエビは脱皮した後は体が柔らかくなっているので他の熱帯魚などに突つかれるとダメージを受けてしまうので、隔離するなど突かれないよう気をつけてください。
ミナミヌマエビなどはあまり水草などの食害はありませんが、ヤマトヌマエビは柔らかい水草が好きなので新芽などを食べてしまうこともあります。
その為、水槽に入れる水草にも注意が必要です。
特にリシア、ウィローモス、ロタラ系の水草は掘り返して食べてしまうこともあります。
お勧めの水草は、マツモやオオカナダモなど水中に浮かべておけるものです。
水草を食べだしたらコケがなくなってる証拠なので人工の餌を与えましょう。
○植えたばっかりの前景草が抜かれる。
水槽を立ち上げの時に前景草を入れてすぐにヤマトヌマエビを導入したため、抜かれてしまいました。
ヤマトヌマエビを入れるタイミングは前景草が根付いてから入れるのをオススメします。
○水槽から夜に飛び出している。
夜行性なので蓋をせずにいるとヤマトヌマエビが朝になって床で干からびていることがありました。夜は蓋をして飛び出し防止しておきましょう。
まとめ
ヤマトヌマエビはコケとりの能力も高いのでコケで悩んでいる方にはオススメです。
30センチ水槽なら3匹ほどいれるだけでだいぶコケがなくなっていくのを実感できると思います。
今回はヤマトヌマエビをご紹介しましたが他にも、ミナミヌマエビや鑑賞用で人気のシュリンプなどエビの世界はとても奥が深いです。
淡水熱帯魚を飼うのが難しそうと感じている方はまずは、エビ。ヤマトヌマエビの単独飼育から始めてみるのもいいと思います。