はじめに

タナゴやオヤニラミ等、色が美しかったり見た目がカッコイイ小型種も多い日本産淡水魚ですが
と考えた事がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
確かに、メーター超えの種類や目に見えて大きいと感じる種類は少ないかも知れません。しかし、日本には日淡界に君臨する裏番長が存在します。
それが今回ご紹介させていただく「アカメ」です。
純淡水魚というよりは汽水魚ではありますが、その堂々とした見た目や捕食シーン、妖しく光る目が特徴的な種類で、国内外問わず人気があります。
この記事でわかること
- アカメがどんな魚で、なぜ「日本三大怪魚」と呼ばれるのか
- 1m級まで育つ大型魚を飼うために必要な水槽サイズと設備
- 汽水〜海水への塩分管理のやり方と注意点
- 肉食魚の餌付け・人工飼料への切り替えのコツ
- かかりやすい病気の予防と治療、終生飼育の心構え
アカメの特徴について

・アカメってどんな魚?
アカメは成魚になると、平均80cm〜1mまで成長する大型種です。

中には1.3m超えのサイズに成長した個体がいたり、かつては人の背丈と変わらないくらいの特大サイズがいたという話もあります。
見た目はスズキとハタの中間のような姿をしており、体高は高く、成魚は全身白銀〜燻し銀の体色をしています。
しかし、幼魚の頃は黒褐色の体に白〜淡黄色の縞模様が入り、迫力のある成魚と比較すると可愛らしい見た目です。
夜行性であり、見た目の割にはとても警戒心が強い性格をしています。
・体の大きさと成長スピードを数字で把握する
アカメの飼育で最初に立ちはだかる壁が「成長スピード」です。憧れだけで迎えると、想像以上のペースで大きくなる現実に面食らうことになります。一般的な目安として、迎えた当初のサイズと数年後の到達サイズを表に整理しておきます。
| 飼育年数 | おおよその全長 | この時期の特徴 |
|---|---|---|
| 導入時(稚魚〜幼魚) | 5〜10cm | 縞模様がはっきり。警戒心が強く隠れがち |
| 半年〜1年 | 15〜25cm | 食欲旺盛で成長が早い。体高が出てくる |
| 2〜3年 | 30〜50cm | 銀色みが増し迫力が出る。水槽の手狭感が出始める |
| 4年以降 | 60〜80cm前後 | 飼育下での到達サイズの目安。終生用の大型水槽が必須 |
飼育下では栄養や水量の制約から、自然下のような1m超えまでは育ちにくいと言われています。とはいえ80cmでも十分すぎる大きさで、家庭の感覚で扱える魚ではありません。
・名前の由来は?
アカメの由来は、光の入り方によってルビーのように赤く煌めく目から和名が名付けられたと言われています。
・他にどんな呼び方があるの?
アカメには多くの地方名があり、高知県では「ミノウオ」、宮崎県では「マルカ」、徳島県では「メヒカリ」と呼ばれています。
また、種子島や屋久島では「オキノコイ」「オキノフナ」という呼び名もあります。
・アカメの生息地は? どんな環境に生息しているの?
ポチップ
アカメは日本の固有種であり、西日本の太平洋沿岸域にだけ生息している希少種でもあります。
静岡県や和歌山県でも生息が確認された事もありますが、主な生息分布は高知県と宮崎県です。その中でも高知県を流れる「四万十川」がアカメの有名スポットになっています。
主に水質のキレイな川や河口等の汽水域、浅い海を生活場所としており、成魚は悠々と泳ぎ回ります。
(香川県にある四国水族館さんでもアカメはいました!)
・生息環境から逆算する「飼育の正解」
飼育がうまくいくかどうかは、生息地の環境をどれだけ水槽内で再現できるかにかかっています。アカメが暮らす環境の特徴を、飼育に置き換えると次のように整理できます。
| 自然下の環境 | 飼育での再現方法 |
|---|---|
| 清流・河口のキレイな水 | 強力な濾過と定期的な水換えで低汚染をキープ |
| 汽水域から海への回遊 | 成長に合わせ塩分濃度を上げ汽水〜海水へ移行 |
| 藻場および流木の陰 | 流木や太いパイプで隠れ家を用意し落ち着かせる |
| 広い遊泳スペース | 横幅150cm以上の大型水槽でストレスを軽減 |
・どんな物を食べているの?
アカメは肉食魚であり、主に小魚やエビ等の甲殻類を捕食しています。
稚魚や幼魚も親と同じような食事をとりますが、ミミズのような底生生物や落下昆虫も食べる事があります。
☆実は国や県で守られている!
アカメは生息地が限られているだけでなく、数も少ないとされているため絶滅危惧種としてレッドデータブックに記載されています。
保護している県もあり、徳島県と宮崎県ではそれぞれ準絶滅危惧種、絶滅危惧種として保護しています。
高知県でもアカメを保護しようとしましたが、アカメは釣り人にとって非常に人気がある魚であり、その強い反発を受けて今でも釣り禁止には至っていないそうです。
ですが、アカメ釣りにはしっかりと「ルール」が決められており、内容には釣り上げたアカメを必ずリリースする事や計量の方法等もあります。
「個体を守りながら楽しむ」というこのスタイルは、多くの釣り人達が「自然保護の認識をしながら憧れを叶えられる」という事で人気です。
■アカメが数を減らした理由は?
アカメが絶滅危惧種になってしまった理由ですが、環境破壊によって生息地の水質が悪化したり、稚魚や幼魚の大切な生活場所である藻場が無くなってしまった事の他にも、希少価値の高さから稚魚達を密漁されている事等が挙げられています。
アカメは日本にしか生息していない世界的にも希少な種類です。保護活動や自然保護が進んだ今では少しずつ数が増えてきたようで、飼育も可能となっています。
・どこで手に入るの?
元々希少な魚という事もあり、アカメがショップに入荷する事は滅多にありません。
しかし、高知県等から正規の手順で稚魚や幼魚が入荷する事があります。どんなショップでも入荷する訳ではないため、アカメを探している方は通販サイトを見ると購入しやすいです。
ちなみに、四国水族館さんの限定ガチャガチャでかなり精巧なアカメが当たります。笑
・寿命は?
アカメは日淡の中でもかなり長生きする魚で、長いものでは20年近く生きます。
☆アカメはとても賢く強い魚!
自然下のアカメは浅い海も生活圏に入っており、時折海から川に上って来る事があります。
この理由は、海で体に付いてしまった寄生虫を「浸透圧」を利用して落とすためと考えられています。
海水と淡水だと塩分濃度に大きな差があり、体も大きく淡水にもある程度適応できるアカメはノーダメージですが、寄生虫は浸透圧に適応できずに死んでしまいます。
また、釣り人にとって「憧れの魚」と言われる理由ですが、アカメは非常に力が強く、生半可な釣り竿では釣り上げるどころかへし折られる可能性もあります。この強敵を釣り上げた喜びは最高の思い出となるため、アカメへの憧れが止まらないのだとか。
アカメは自分の力や能力をよく理解し、フル活用して自然を生き抜く「カリスマモンスターフィッシュ」なのです。
・20年という時間を引き受けるということ
寿命が20年というのは、子どもが生まれてから成人するまでと同じ長さです。途中で引っ越しがあるかもしれませんし、家族構成が変わることもあります。アカメを迎えるというのは、その全部を含めて「最後まで面倒を見る」と決めることに他なりません。
・アカメの飼育のポイントは?
先程ご紹介したアカメの特徴から、飼育のポイントは次のように挙げられます。
- キレイな水質を心掛ける事。
- 大型の飼育設備を用意する事。
- 寿命の長さを考慮する事。
- よく観察して適切な水質を見極める事。
アカメの寿命に関して不安な場合は家族と話し合う必要があります。
飼育ポイントの中でも特に適切な水質の見極めは難しい部分があり、個体によっては純淡水で飼育できたり、汽水でなければ体調を崩してしまう個体もいます。
自分が飼育している個体がどんな水質を好むのか、飼育者がよく観察して把握する必要があります。
アカメの飼育方法について

・導入、水合わせ
毎度お馴染みの行程ですが、アカメは飼育環境や個体によって好む水質が違うため注意して水合わせと導入をする必要があります。

まずは個体の健康チェックからです。
ショップで見つけた場合は泳ぎ方や体表に付着物がないか、充血やヒレが溶けていないか等を確認します。
この時使うバケツには、透明感のあるタイプが販売されているのでそちらを使うと健康チェックもしやすくなります。
20〜30cm以上の大きい個体を購入した場合はバケツではかなり狭いため、大きめの発泡スチロールの箱に放ちます。また、この場合は発泡スチロールの箱に出す前に袋の中にいる状態で健康チェックします。
アカメを別容器に放ったら水合わせをしていきます。アカメが入っている容器を水槽より低い位置に置き、酸欠防止のためにエアレーションをします。
次に、導入する水槽に両端に重りを着けたエアチューブの一端を入れ、もう一端から少し吸い込んで水を呼び込みアカメのいる容器に入れます。
これを約1時間程続け、アカメに異常が見当たらなければ水槽に導入します。アカメは稚魚であってもかなり力が強く、網で掬うと暴れてケガの原因になるので、稚魚や幼魚の小さいサイズはプラスチックケースで掬って水槽に導入します。
大きな個体の場合は釣り用の網や大型の網を使って掬い、手早く導入しましょう。
減った分の水は新たに作り、水槽に導入します。
Q.網等によるスレが気になっちゃう…
A.粘膜保護剤を使ってみてください。
魚の導入時にどうしても気になってしまうのが網等の捕獲道具による魚体のスレです。
種類によってはスレに弱い魚もおり、スレが原因で病気になってしまったり、極端な場合は死んでしまうものもいます。
アカメは比較的鱗や体表が丈夫な種類ですが、気になってしまう場合は二次感染防止の意味も込めて粘膜保護剤の活用をオススメいたします。
粘膜保護剤は導入直前に使う事が多く、添加すると魚体のスレやウロコが剥がれた部分、体表全体を保護してくれます。
様々なタイプが販売されているので、是非活用してみてください。
ポチップ
・水槽、水質、水温
ポチップ
成長すれば1mを超す場合もあるアカメですが、
飼育下では80cm程で成長が止まってしまうと言われています。
成長速度もとても遅いため、小さな稚魚や幼魚から始めても60〜90cm水槽でしばらく飼育する事ができます。
しかし、最終的には150〜180cmクラスの水槽が必要となります。
スペースや資産に余裕がある方は、水族館クラスの大型水槽で複数匹をゆったり泳がせて大きく育ててみても楽しそうです。
成長段階別の適正水槽サイズ早見表
「最初から大型水槽が必要なの?」とよく聞かれますが、成長に合わせてステップアップしていくのが現実的です。各段階の目安を表にまとめます。
| アカメの全長 | 推奨水槽サイズ | およその水量 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 〜15cm | 60cm水槽 | 約60L | 当面の飼育用。早めに次を検討 |
| 15〜30cm | 90cm水槽 | 約160L | 遊泳スペースに余裕が出る |
| 30〜50cm | 120cm水槽 | 約220L | 水槽台の耐荷重も要確認 |
| 50cm以上 | 150〜180cm水槽 | 400L以上 | 終生用。床補強およびオーバーフロー推奨 |
☆どっちが好み?水槽の材質について
最終的には大型水槽が必要なアカメの飼育。その水槽の材質には2つのタイプがあります。
- 1つはガラスです。
水槽の材料として最もポピュラーであり、傷付きにくく、値段も比較的安価です。
しかし、大型になるほど重量が重くなる他、石等の硬い物がぶつかると割れやすいというデメリットがあります。
- 2つ目はアクリルです。
透明度も高くて重量も軽め、硬い物がぶつかっても割れにくいという特徴があります。
しかし、樹脂であるため傷が付きやすく、扱いが雑だったりタンクメイトによっては傷付き過ぎて曇りガラスのようになってしまいます。
特にプレコの仲間とは相性の悪い水槽です。また、値段も高価なため、水族館クラスのアクリル水槽を作ろう物なら値段もかなり高額です。
2つ目の飼育ポイントですが、アカメは中性〜弱アルカリ性の水質を好んでいます。
しかし、アカメは過ごしていた場所によっては純淡水であったり汽水域であったりするため、様子を見ながら飼育している個体にあった水質にする必要があります。
また、成魚になると汽水〜海水に生活圏が移るため、成魚になったら純淡水飼育ではなく汽水飼育に切り替えるようにすると体調を維持しやすくなり、長期飼育のコツにもなります。
水温は20〜27℃で飼育が可能です。
急な温度変化や不安定な水温が続くと体調を崩してしまうため、サーモスタットにヒーターを取り付けて一定の水温を維持するようにしましょう。
適正水質パラメータ早見表(汽水対応)
水質管理は数値で把握しておくと迷いません。成長段階ごとに目安となるパラメータを整理しました。塩分は一気に変えず、必ず段階的に調整します。
| 項目 | 稚魚〜幼魚(純淡水〜薄い汽水) | 成魚(汽水〜海水) |
|---|---|---|
| 水温 | 23〜27℃ | 20〜27℃ |
| pH | 6.8〜7.5(中性前後) | 7.5〜8.2(弱アルカリ性) |
| 比重 | 1.000〜1.005 | 1.010〜1.023 |
| アンモニア・亜硝酸 | 常に検出されない事 | 常に検出されない事 |
| 水換え頻度 | 週1回 1/3程度 | 7〜10日に1回 1/3〜1/2 |
Q,成魚飼育のために汽水〜海水にしていく方法は?
A,様子を見ながら少しずつ塩分濃度を上げていきます。
広い範囲を生活圏とするアカメですが、純淡水で成魚を飼育すると体調を崩しやすくなると言われています。
これを防ぐためには飼育水の塩分濃度を少しずつ上げ、汽水〜海水にします。
水換えの時等に人工海水の素を新しい飼育水に混ぜ、水槽に入れます。
海水で飼育する場合は比重を1.019〜1.023にする必要があります。
汽水の場合はそれ以下なので、数週間おき等時間をかけて、個体の様子を見ながら塩分濃度をゆっくりと上げていきましょう。
【私の失敗談】立ち上げを甘く見てアンモニア急上昇、白点病を出してしまった話
恥ずかしい話なのですが、私は一度アカメで大きな失敗をしています。早く迎えたい気持ちが先走って、水槽の立ち上げ(バクテリアを十分に増やす期間)を省略気味にしてしまったんです。
大型肉食魚はとにかく餌をよく食べ、排泄も多い。そこへ濾過が育ち切っていない水槽で給餌を始めたものだから、あっという間にアンモニアと亜硝酸が跳ね上がりました。水質が崩れて免疫が落ちた個体は、白点病を発症。薬に弱いアカメに少しずつ薬浴をしながら、本当にヒヤヒヤしました。
このとき痛感したのは「立ち上げを焦るのは何の得にもならない」ということ。生体を入れる前に2〜4週間かけてバクテリアを育て、試験紙でアンモニアと亜硝酸がゼロになったのを確認してから迎える。たったこれだけで、防げる病気がたくさんあります。
・底砂
アカメは泳ぐ力が強く、底砂を巻き上げてしまう事もあるため底砂を入れない「ベアタンク」というスタイルで飼育されている事が多いです。
しかし、底砂が使えないという訳ではなく、川砂や大磯砂、サンゴ砂を使う事ができます
ベアタンクと底砂あり、どちらを選ぶ?
底砂をめぐっては「掃除のしやすさ」と「見た目・水質」のトレードオフがあります。汽水〜海水に移行することも考えると、私はサンゴ砂やベアタンクが扱いやすいと感じています。
・フタ
アカメは泳ぐ力が強いため何かの拍子に飛び出してしまったり、水槽内の水を溢れさせてしまう事があります。
そのためフタは必需品なのですが、成魚にもなると鼻先で簡単にフタを動かせる力があり、給餌の時に興奮するとフタを吹き飛ばしてしまうため、ただ水槽にフタをするだけでなく、しっかりと固定をするようにしましょう。
・フィルター
アカメは大型の肉食魚であり、たくさん餌を食べるため水が汚れやすいです。
そんなアカメの飼育にはスポンジフィルターや底面式フィルターのような簡易的な物では濾過が間に合わないため、濾過能力が高い「外部式フィルター」が一般的に使われています。
もし外部式フィルターだけでは不安という方はパワーフィルター等を補助として使うと溶存酸素量を増やしたり、水質の維持がしやすくなります。
また、資産に余裕がある方は「オーバーフロー式濾過装置」を使うと水質管理が劇的に楽になります。
オーバーフローは海水魚飼育や大型魚水槽でよく使われる方法です。濾過槽が他のフィルターと比較してもかなり広く、圧倒的な濾過能力を誇ります。
「プロテインスキマー」も装着すれば、水の中に溶け込んだ微細なゴミや有機物も除去できるため、ある意味最強の濾過システムの1つです。
ポチップ
Q.プロテインスキマーってオーバーフローじゃないとダメなの?
A.小型のプロテインスキマーや同じ機能を付けられたフィルターもあります。
微細なゴミを掃除してくれるプロテインスキマーは水を汚しやすい種類の飼育に非常に助かるアイテムです。
特に大型魚を飼育する訳ではなく、水質維持のために使いたいという方や、オーバーフローじゃないけどプロテインスキマーを使いたいという方にオススメなのが「マメデザイン マメスキマー」です。
ポチップ
しっかり濾過してくれるだけでなく、見た目も小さいため水槽に設置しても目立ちづらいのが特徴です。
また、最近は「マメスキマー ミニ」というさらに小さいタイプも登場し、こちらは20cm以下の小型水槽に使えるプロテインスキマーです。
ポチップ
他にもプロテインスキマーの機能を追加したフィルターもいくつか販売されているので、水質の維持を徹底したい方はそちらもオススメいたします。
濾過方式の選び方を比較する
濾過は大型魚飼育の心臓部です。アカメの飼育規模に合わせて、どの方式が向いているかを整理しておきます。
| 濾過方式 | 濾過能力 | 向いている規模 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 外部式フィルター | 高い | 60〜120cm水槽 | 幼魚〜中型期の主力。複数台併用も有効 |
| 上部式フィルター | 中〜高 | 60〜90cm水槽 | 酸素を取り込みやすく掃除も簡単 |
| オーバーフロー | 非常に高い | 120cm以上の大型水槽 | 終生飼育の本命。水質管理が劇的に楽 |
| プロテインスキマー併用 | 補助として強力 | 汽水〜海水飼育 | 有機物を物理的に除去。臭いも軽減 |
・レイアウト
ポチップ
石や流木を使ってレイアウトをしますが、
底砂が川砂、大磯砂の場合はバリスネリアやアナカリス等を植える事ができます。
生息地で好まれる藻場に生えているアマモの仲間も水質が汽水〜海水であればレイアウトする事ができます。
・ライト
アカメは夜行性なのであまり必要ありませんが、
レイアウトに水草を使っている場合は水草の成長のために必要です。
なお、強すぎる照明は警戒心の強いアカメを落ち着かなくさせることがあります。タイマーで点灯時間を一定にし、急に明るくしないよう薄暗い時間帯をつくってあげると、より自然に近い環境になります。
・混泳について
アカメは縄張り意識や肉食性が強いため、基本的には単独飼育となります。
しかし、縄張りが持てない程複数匹で飼育したり、大型で見た目が違う種類だと混泳できたりします。
混泳相性の目安表
「どうしても混泳させたい」という方のために、相性の目安を整理します。ただし大前提として、アカメは口に入るサイズの魚はすべて餌とみなします。基本は単独飼育が安全です。
| 相手 | 相性 | 理由・注意点 |
|---|---|---|
| 口に入る小型魚 | × | 確実に捕食される。混泳不可 |
| 同サイズの大型ナマズ類 | △ | 遊泳層が違えば可能性あり。広い水槽が前提 |
| 同サイズのアロワナ類 | △ | 性格次第。十分な水量と隠れ家が必要 |
| アカメ同士(小サイズ) | △ | 縄張りを作らせない過密ぎみの管理が必要 |
| 甲殻類・貝類 | × | 本来の餌。混泳は成立しない |
・給餌について
ポチップ
アカメは警戒心が強く、なかなか人工飼料を食べてくれない場合があります。
稚魚や幼魚の場合は体の大きさに合わせて冷凍アカムシや冷凍ワカサギ、メダカやアカヒレ、小赤、スジエビ等の活き餌を与えます。
成魚の場合は成長した金魚や冷凍ワカサギ等を与えます。
最初は吐き出したり噛み砕くだけですが「別に害もなく食べられる物」と認識すれば食べてくれるようになります。
人工飼料では乾燥クリルやヌマエビ、大型魚用の餌(カーニバルやキャット)等がオススメです。
ポチップ
活き餌を与えている場合はそのままにしておき、餌が死んだら水槽から取り出します。
冷凍飼料や人工飼料の食べ残しは水質悪化や水カビが生える原因になるため網やピンセットで取り除きます。
成長段階別の餌の種類・頻度の目安
給餌は「食べるだけ与える」のではなく、成長段階に応じて種類と頻度を調整します。食べ残しは水を一気に汚すので、与えすぎは禁物です。
| 成長段階 | 主な餌 | 頻度の目安 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| 稚魚 | 冷凍アカムシ、メダカ、アカヒレ | 1日1〜2回 | 成長期。少量をこまめに |
| 幼魚 | 小赤、スジエビ、冷凍ワカサギ | 1日1回 | 人工飼料への切り替えを開始 |
| 若魚 | 金魚、ワカサギ、大型魚用ペレット | 2日に1回 | 食べ残しは即回収 |
| 成魚 | 大きめの金魚、ペレット中心 | 2〜3日に1回 | 肥満防止に頻度を落とす |
活き餌の落とし穴:寄生虫の持ち込み
金魚やメダカなどの活き餌は食い付きが良い反面、寄生虫や病原菌を水槽に持ち込むリスクがあります。後述するイカリムシやウオジラミは、活き餌経由で入ってくることが少なくありません。可能なら活き餌は別容器でしばらくトリートメントしてから与えると安心です。
・掃除、水換えについて
水槽の汚れ具合にもよりますが、1週間か10日に1度1/3〜1/2の量の水換えを行います
水槽の内側に付いたヌメリやコケ等の汚れはスクレイパーやスポンジで落とします。
また、石や流木等のレイアウトアイテムが汚れている場合は、1度水槽から取り出してからタワシやブラシで汚れを擦り落としましょう。
水を吸い出す場合はクリーナーポンプを使って底の汚れごと水を吸い出します。この時水槽内にいるアカメを驚かせないように注意が必要です。
フィルターの内部の掃除は頻繁にする必要はありませんが、水換えの時にフィルター内部のウールマットは目詰まりを解消するためにもみ洗いします。ウールマットの傷みや汚れが酷くなってきたら新しい物と交換しましょう。
内部の掃除は1ヶ月に1回を目安に行います。濾過材は飼育水でサッと洗う程度にし、濾過バクテリアの減少を押さえます。
プロテインスキマーを使っている場合は汚れが溜まっている部分を取り外して流水に当てながら汚れを落とし、タオル等で水気を取ってから器材に取り付けます。
全ての掃除や水換えが終わったら、あらかじめカルキ抜きをし、水温を合わせた新しい水を水槽に静かに足していきます。
汽水〜海水で飼育している場合は、足し水のときに塩分濃度のズレが起きやすい点に注意です。水が蒸発すると塩分だけが残って比重が上がるため、蒸発分を補う「足し水」はカルキ抜きした真水で、水換え分は調整した汽水で、と使い分けると比重が安定します。
アカメがかかりやすい病気について

アカメは適した水質を維持する事ができれば丈夫な種類ですが、免疫力の弱い稚魚や幼魚期だったり水質や水温が急変したりすると体調を崩してしまいます。

病気は「治療」より「予防」が9割
私の失敗談でも触れましたが、アカメの病気のほとんどは水質悪化と水温・塩分の急変が引き金です。つまり裏を返せば、安定した環境を維持できていれば、そもそも病気の出番はぐっと減ります。アカメは薬に弱いので、薬浴は最後の手段。まずは病気を「出さない」飼育を目指しましょう。
1,白点病
塩分濃度の低い汽水や純淡水で飼育しているとなりやすい病気です。
特に環境に慣れてない稚魚や幼魚がかかりやすい面があります。
治療には薬浴か塩水浴を行います。
薬浴をする場合はマラカイトグリーンやメチレンブルー、アグテン等の魚病薬を使いますが、アカメは薬品に弱い面があるため、使う時は規定量の1/2〜1/4の量で行います。
ポチップ
塩水浴の場合は食塩ではなく粗塩を使って塩水を作ります。10Lに対して50〜55gの粗塩を溶かす事で治療用の塩水ができます。
食塩ではなく粗塩を使う理由は、海水から作られた粗塩には食塩にはないミネラルが含まれているからです。粗塩がない場合は食塩でも可能です。
純淡水で飼育していた場合は、できあがった塩水に急に入れないようにしましょう。急に入れるとアカメと言えどphショックを起こす可能性があります。
薬浴の場合は3〜5日に1度水換え、塩水浴の場合は1週間に1度水換えを行い、体表の白点が消えれば治療完了です。
2,水カビ病
名前の通り、体に水カビが生えてしまう病気です。
原因は生物濾過が機能していない事や食べ残しを放置し水カビが生えても回収しなかった事等が挙げられます。
その結果、千切れた水カビや長時間体表に触れていた水カビが体表やヒレにある小さな傷に根を下ろし、体から生えてしまいます。
水カビの菌糸によって患部は白濁しており、酷くなると体組織の分解が進み、脆くなってしまいます。
治療には薬浴か塩水浴を行います。
まず、水カビがヒレ先にちょっと生えている場合はピンセットで取り除きます。体からフサフサと生えている場合は、患部を傷付けないようにフサフサの根元をハサミで切除します。
薬浴にはアグテンやグリーンF、メチレンブルー、マラカイトグリーンを規定量の1/2〜1/4使って薬浴をします。
水カビは発生するとかなりしつこいため、水カビが消滅し、患部の白濁がなくなるまで薬浴を続け、3〜5日に1度水換えを行います。
塩水浴の場合は先程ご紹介した方法で塩水を作ります。
そして病魚を入れて塩水浴を開始します。
こちらも水カビが消滅し、菌糸に蝕まれた患部に透明感が戻ってきたら治療完了です。
水カビ病は水槽環境が整っていない事が引き金になるため、治療している間に飼育環境の見直しをしましょう。
3,寄生虫症(イカリムシ病、ウオジラミ症)
「イカリムシ病」は魚体から柔軟性のないヒモのような物が飛び出し、生えている根元には僅かに充血が見られます。その部分にはイカリ状の頭部を深く食い込んでいます。
「ウオジラミ症」は半透明な円盤状の体を持つ0.5〜1cm程の大きさのウオジラミ(チョウ)が体表に寄生し体液を吸います。そのためこちらも僅かに充血や出血の後が見受けられます。
原因は自然下で寄生されてしまったり、餌にしている活き餌が寄生されていた等の理由が挙げられます。
治療方法ですが、体から飛び出しているイカリムシの成虫には駆虫薬が効かないため、まずはピンセットで慎重に引き抜きます。
イカリ状の頭部はかなり食い込んでいるため、無理矢理引き抜こうとすると体が千切れて体内に頭部が残ってしまいます。
引き抜き終わったら水槽内にいるであろう幼虫を駆逐するために「リフィッシュ」を使って薬浴します。
ポチップ
リフィッシュは強力な薬品なので、使う時は様子を見ながら規定の1/2〜1/5の量を入れます。また、酸欠にならないようにエアレーションもします。
これは2週間おきに2〜3回行い、再度発生しなければ治療は終了です。
次にウオジラミ症ですが、こちらも成虫には駆虫薬が効かないため、まずはピンセットで除去します。
除去が終わったら幼虫を駆逐するために規定の1/2〜1/5の量のリフィッシュを入れて薬浴をします。酸欠防止のエアレーションは忘れずにしましょう。
薬浴の後、再び寄生虫が見られなければ治療は成功です。
4,病気を防ぐ日常チェックの習慣
病気は早期発見ができれば、被害を最小限に抑えられます。難しいことではなく、毎日の給餌のついでに数十秒チェックするだけで十分です。
| チェック項目 | 見るポイント | 異常のサイン |
|---|---|---|
| 泳ぎ方 | 普段通りに泳いでいるか | 底でじっとする、体を擦り付ける |
| 体表・ヒレ | 白点や綿状の付着物がないか | 白い点、フサフサ、充血 |
| 食欲 | いつも通り餌に反応するか | 急な拒食、口に入れて吐き出す |
| 呼吸 | エラの動きが速すぎないか | 水面で口をパクパクさせる |
アカメと長く付き合うための飼育のコツ
ここまで読んでくださった方は、アカメ飼育が「設備」「水質」「責任」の三本柱で成り立っていることが見えてきたと思います。ここでは20年飼育を続けてきた私なりの、長く付き合うためのコツを整理してお伝えします。
・迎える前に「終生飼育のシミュレーション」をする
アカメは80cm・20年を見据える魚です。迎える前に、最終的な水槽サイズ、設置場所の床の強度、月々の餌代と電気代、そして家族の同意まで、紙に書き出してシミュレーションしておきましょう。私はこれを「未来の予約」と呼んでいます。
特に大型水槽の電気代は見落としがちです。ヒーターと大型フィルター、オーバーフローのポンプを年間通して稼働させると、小型水槽とは比べ物にならないランニングコストになります。憧れだけで突っ走らず、数字で覚悟を固めることが、結局はアカメのためになります。
・「責任・調べる・工夫する」を飼育ポリシーにする
私が20年間ずっと大切にしてきたのが、この3つの言葉です。アカメは絶滅危惧種であり、飼育者の振る舞いがそのまま「アカメを飼う人」全体の評価につながります。
・小型種飼育との違いを理解しておく
メダカやタナゴの飼育とアカメの飼育では、お金も時間も覚悟もケタが違います。両方を経験した立場から、違いを表にまとめておきます。これから大型魚に挑戦する方の心構えになれば幸いです。
| 比較項目 | メダカ・タナゴ | アカメ |
|---|---|---|
| 最終的な水槽 | 30〜60cm | 150〜180cm |
| 寿命の目安 | 2〜5年 | 最長20年近く |
| 水質 | 淡水で安定しやすい | 汽水〜海水へ段階移行が必要 |
| 餌 | 人工飼料中心で手軽 | 活き餌からの餌付けに根気が必要 |
| 向いている人 | 初心者〜気軽に楽しみたい人 | 設備・覚悟を整えられる人 |
・成長の喜びを記録して楽しむ
アカメは成長が遅いぶん、稚魚期の縞模様が少しずつ薄れ、銀色の体へと変わっていく過程をじっくり味わえます。これは大型魚飼育ならではの醍醐味です。月に一度サイズを測って記録したり、写真を残しておくと、振り返ったときに自分の飼育の歩みが見えて愛着が深まります。
もっとアカメが好きになる!?アカメのプチ情報!

1,今や幻のグルメ!
今や希少動物として大切にされているアカメですが、かつては食用として愛されていた記録が残っています。

記録によると、体のヌメリをキレイに除去すれば臭いは少なく、スズキに似た淡白な身は脂が乗ってジューシーだったとか。
2,ゲームの中でも本領を発揮!
釣りゲームとして有名な「ぬし釣りシリーズ」では、アカメはかなり重要なポジションを務めている魚です。
作品によっては「ぬし」を釣り上げた後に現れる裏ボス的な存在であり、出現ステージでは「真っ赤な目をした巨大魚が川で暴れまわっている」という話を聞く事ができます。
別の作品ではイベントをこなして出現条件を満たすと、アカメのポイント近辺にいるキャラクターから「巨大な魚に水面から真っ赤な目で睨み付けられた。」と恐怖をあらわにしています。
実際釣り上げようとすると、時間や餌、ロッドも決まった物でなければ釣り上げる事ができず、パワフルな泳ぎから引き寄せるどころかそのままラインを引きちぎられる始末です。
かかっては逃げられを繰り返し、メーター超えのアカメをやっと釣り上げると「食べるなら塩焼きにして欲しい」という謎のメッセージをこちらに送ってきます。
さらにはちょっとした拍子に口にかかっていた針が外れた事を「助けてくれた」と勘違い。その時は「助けてくれたお礼に2度と川を荒らさない」と約束してくれます。
3,ニセモノも凄すぎた!
ポチップ
川や河口だけでなく海までも活動範囲にしているアカメはまさに日淡界の裏番長であり、覇王の風格が漂っています。
その名も「アカメモドキ」。
サンゴ礁の海に生息しており、完全な海水魚です。大きさは45cm程で見た目はアカメに似ていますが、体高は少し低めです。サンゴの根元や岩の割れ目に身を潜めており、光の角度によって目が赤く光ります。
そもそもアカメが含まれるグループである「ラテス」自体が固有種も多い希少なグループですが、アカメにそっくりのアカメモドキは「生きた化石」と呼ばれる事もあり、水族館も展示したくて仕方ない程の激レア種です。なお、保護はされていません。
ある動画では、アカメモドキを「モリで突いて食べる」というシーンがありますが、その貴重な姿や味をリポートしてくれているので、楽しみながら知識を深める事ができます。
アカメ飼育に関するよくある質問(FAQ)
最後に、アカメの飼育を検討している方からよく寄せられる質問をまとめました。迎える前の不安解消に役立ててください。
Q. アカメの飼育は初心者でも可能ですか?
A. 正直なところ、初めての魚としてはおすすめしません。最終的に150〜180cmの大型水槽が必要で、汽水〜海水への塩分管理や肉食魚の餌付けなど、ハードルが高めです。まずはメダカやタナゴなど小型種で水質管理の基礎を経験してから挑戦すると失敗が減ります。
Q. 最終的にどのくらいの大きさになりますか?
A. 飼育下では80cm前後が目安ですが、自然下では1mを超える個体もいます。家庭の感覚で扱える魚ではないため、迎える前に終生用の水槽サイズと設置場所を必ず確保しておきましょう。
Q. 純淡水のままずっと飼育してもいいですか?
A. 稚魚〜幼魚期は純淡水でも飼えますが、成魚になると汽水〜海水を好み、純淡水のままだと体調を崩しやすくなると言われています。成長に合わせて、数週間かけて少しずつ塩分濃度を上げていくのが長期飼育のコツです。
Q. 塩分濃度はどうやって測ればいいですか?
A. 比重計(ハイドロメーター)を使います。汽水なら比重1.010前後、海水飼育なら1.019〜1.023が目安です。水が蒸発すると比重が上がるので、蒸発分はカルキ抜きした真水で補うと安定します。
Q. 餌は活き餌しか食べませんか?人工飼料に切り替えられますか?
A. 最初は警戒して活き餌しか食べないことが多いですが、食い付きの良い餌に人工飼料を少しずつ混ぜていくと、徐々にペレットも食べるようになります。根気が必要ですが、人工飼料に餌付くと管理が格段にラクになり、寄生虫の持ち込みリスクも減ります。
Q. 他の魚と混泳できますか?
A. 基本は単独飼育が安全です。口に入るサイズの魚は確実に捕食されます。どうしても混泳させたい場合は、同サイズの大型魚を水族館級の広い水槽でという条件付きになります。家庭では一匹飼いと割り切ったほうが安心です。
Q. 寿命はどのくらいですか?
A. 長いものでは20年近く生きます。子どもが成人するのと同じくらいの時間を共にすることになるので、引っ越しやライフスタイルの変化も含めて、最後まで面倒を見られるかをよく考えてから迎えてください。
Q. アカメはどこで購入できますか?
A. 希少種のため一般のショップに並ぶことは滅多にありません。高知県などから正規ルートで稚魚・幼魚が入荷することがあり、大型魚を扱う通販サイトで見つかる場合があります。出どころが正規のものかを必ず確認しましょう。
Q. アカメは薬に弱いと聞きました。病気のとき何に気をつければいいですか?
A. アカメは魚病薬に弱いため、薬浴は規定量の1/2〜1/4に薄めて行います。まずは塩水浴や水質改善で対応し、薬は最後の手段に。何より、水質と水温を安定させて病気を「出さない」飼育が一番の対策です。
Q. 水槽の電気代やランニングコストはどのくらいかかりますか?
A. 大型水槽ではヒーター・大型フィルター・オーバーフローのポンプを年間通して稼働させるため、小型水槽とは比べ物にならないコストになります。餌代も活き餌・大型魚用ペレットでかさみます。迎える前に月々の費用を試算しておくと安心です。
Q. 飼育を始めるとき、最初に何を準備すればいいですか?
A. まずは行き先となる水槽を立ち上げ、2〜4週間かけてバクテリアを十分に育てておくことです。アンモニア・亜硝酸がゼロになったのを試験紙で確認してから個体を迎えると、立ち上げ直後のトラブルを大きく減らせます。設備が整う前に生体を迎えるのは禁物です。
Q. 集合住宅でも飼えますか?
A. 床の耐荷重が最大の問題になります。180cm水槽は水と機材を含めて500kgを超えることもあり、設置場所の補強が必要になる場合があります。賃貸の場合は管理規約の確認も含め、迎える前に必ずチェックしてください。
まとめ
今回は淡水、河口、海岸に君臨する日淡界の裏番長・アカメについてご紹介させていただきました。
アカメは大型種ではありますが、成長が遅いため稚魚や幼魚の成長する様子や模様の移り変わりをゆっくりと楽しむ事ができ、迫力のある捕食シーンを楽しむ事ができます。
また、稚魚、幼魚期の特徴的な縞模様は日淡の中では派手であり、これも長く楽しめる事、成長した個体の貫禄ある泳ぎと銀色の体色は一部の水族館を除き、なかなか見る事はできません。それが一般宅となれば尚更特別感があります。
一方で、150〜180cmの大型水槽、汽水〜海水の塩分管理、20年という寿命など、迎えるには相応の覚悟と準備が必要な魚でもあります。本記事の水槽サイズ表・水質パラメータ表・餌の表などを参考に、無理のない計画を立てたうえで迎えていただければ幸いです。
という方は是非、設備を整えてアカメをご自宅に迎え入れてみてください。
野生の貫禄と両目に輝く真紅の光が心を掴んで離さないでしょう。



