川の淡水魚

【クチボソ】ムギツクの飼い方・特徴と飼育環境を紹介!サイアミーズフライングフォックスとの違いは?

ムギツクとは?

ムギツクは、コイ目コイ科ヒガイ亜目ムギツク属に分類される種類で、漢字で表すと麦突と表します。

  • 名前の語源・由来は、岡山県津山市とされています。
  • 分布は主に日本で福井県、岐阜県、三重県以西の本州、四国北東部、北九州で国外では朝鮮半島に生息します。
  • 別名、アブラメ、イシクリ、イシコゴリ、オギツク、クチボソなどと多くの別名で言われています。

ちなみに、クチボソとは、本来ならばモツゴという魚を示す言葉ですがある一定の地域では、川魚で口が細いもの=クチボソというところもあるのでお間違いないようにしてください。

 

見た目・特徴

体の中心を通るように口先から尾鰭の先にかけ黒いラインがあるのが特徴です。

この外見の特徴に似ている魚がいます。

それは、サイアミーズフライングフォックスという同じコイ科の魚です。

見た目が非常に似ており、同じ水槽に入れてしまうとわからなくなるほどです。

筆者自身、サイアミーズフライングフォックスと記載されている水槽にムギツクが混じっていたようですがわからないことが以前ありました。

見た目の模様はほぼ同じでかなり似ていますが簡単に見開けることができる場所があります。それは、コイ科の特徴である口ひげです。

ムギツクはコイ科ですが、あまり口ひげが大きくなく確認しづらいのに対してサイアミーズフライングフォックスのほうは、口ひげが簡単に確認できるサイズでムギツクより大きいです。

その他に外見以外で見分けるポイントは、3つあります。

まず1つ目は、模様です。

サイアミーズフライングフォックスは成長をしても模様はそのまま変わらず残りますが、ムギツクのほうは成長するにつれ薄くなっていきある程度大きくなった個体はこの方法で見分けることができますが模様などは個体によって若干の違いはありますので薄いからムギツク、濃いからサイアミーズフライングフォックスとは限らないので注意して見分けるのが必要です。

2つ目は、食性になります。

サイアミーズフライングフォックスは水草水槽のコケ取り要員として有名のように草食性が強いのですがムギツクは肉食性が強い雑食です。もちろんどちらも赤虫やイトミミズは好んで食べます。

最後3つ目は、性格です。

サイアミーズフライングフォックスは成長すると性格が悪くなり気が強く他の魚を追い回したりしてしまいますが、ムギツクは成長しても性格は温和なままなので小さい魚などともずっと混泳が可能です。

産卵期は、5月~6月です。産卵にも特徴がありオヤニラミやドンコの産卵床を襲い卵を食べ自分の卵をそこに産卵し代わりに育てさせる托卵をします。

しかし、上記で述べたように性格は温和なので飼育はしやすいギャップがありとても飼育がしやすいです。

寿命

5年以上です。

体長

最大約15cmになります。

 

飼育環境について

必要な器具

・水槽

→遊泳力が高いので60cm以上をおすすめします。大体60レギュラー水槽で3~4匹が目安です。

・フィルター

→使用する水槽の規格に合うものを使用します。投げ込み式、外掛け、上部、外部などなんでも大丈夫です。

・カルキ抜き

→市販の観賞魚用のものであればなんでも大丈夫です。浄水器がある場合は用意しなくても結構です。

・餌

→上記で記載したよう、動物食性が強い雑食なので基本的に何でも食べますがその中でも冷凍赤虫やイトミミズの食いつきはかなり良いです。人口飼料は、中でもメダカや川魚用の餌はよく食べます。筆者は、キョーリンさんから販売している「川魚のエサ」や「メダカのエサ」、「冷凍赤虫」、「メダカの舞」などを与えています。

・底床

→砂やソイルなんでも大丈夫です。筆者は、比較的日本の水景を連想させる田砂や大磯砂、アクアグラベルを使用して自然の水景を再現しています。

・照明(ライト)

→あってもなくても大丈夫ですが、鑑賞の際や水草を入れる場合はあったほうがいいです。

 

水質

水温:5~25度 日本の川魚なので低温にも強いようです。

pH:7.0~11.0(中性~弱アルカリ性)

硬度:軟水~硬水

 

その他

ムギツクは、自然では石や木の出っ張ったところの下に好んで住み着いているのでそのようなことを踏まえて水槽内をレイアウトするとよいかもしれません。

托卵を相手出る魚と混泳させて飼育するのも面白いと思います。ちなみに筆者は、ドンコやエビ、メダカなどと一緒に飼育しています。お互い喧嘩などもなく生きているので相性は大丈夫だと思います。

 

飼育上の注意

室内ならば一年通してヒーターを使用せずに飼育が可能ですが夏場の高温には注意が必要なので外出時には換気や観賞魚用のファンなどを用いたり工夫をするといいと思います。

また、別名で「クチボソ」とも言われているほど口が細いので与える餌が大きくても突っついて食べられるものは大丈夫ですが突っついても食べれないものなどは避けて与えたほうがいいと思います。

 

飼育をしていての感想

癖がなくとても飼育しやすい魚で基本的にどんな相手でも混泳することができる魚です。

体も大きいので存在感があり外見もよく「ユレモ」や「バリスネリアスピラリス」、「スクリュー・バリスネリア」、「ミクリ」などの水草と合わせるとより一層綺麗に見えるいい魚だと思います。

サイアミーズフライングフォックスと似ているので同じ大きさのものを同じ水槽に入れたら最初は全くわからないほど似ており教えていただくまで区別がつかなかったのでそこに関しては混泳は飼い主のために控えたほうがいいかもしれません。(笑)

現在、ドンコと一緒の水槽で飼育していることもあり「托卵」というものを実際に見たことがなく興味もあるので機会があれば水槽内で「托卵」をさせてみたいと思います。

遊泳力もあり早さも早いので60cm以上の水槽で飼育したほうが本来のすがたを見ることができるので水槽は度の魚にも言えることですが大きいもで飼育したほうがいいです。

見た目もよく、性格も温和で飼育しやすい魚なので実際に河川などに捕まえに行ったり、是非お店で購入して大切に飼育してみてください!