プラティとは
プラティは日本のメダカ、ソードテール、モーリー、グッピーと同じくカダヤシ科の仲間です。
ちなみに、よく似ているプラティとモーリーの違いは、大きさと寿命・性格です。
プラティ「体長4cm~5cm 寿命1年~2年、気性穏やかで混泳しやすい」
モーリー「体長3cm~8cm 寿命2年~3年、気性も荒く混泳が難しい」
ですね。
例えば、尾の所に黒いミッキーのような模様が入った種を「ミッキーマウスプラティ」。
尾が剣のように長いプラティを「ライヤーテール」と言ったりします。
プラティの種類
最高にわかりにくいですね。笑
プラティのサイズ
種類によってサイズに違いがあります。
- プラティ「体長4cm~5cm 寿命1年~2年」
- モーリー「体長3cm~8cm 寿命2年~3年」
- バルーンモーリー「体調4cm程度 寿命2年」
- ライヤーテールモーリー「体長5cm~8cm 寿命2年~3年」
プラティのショップでの価格
プラティは安価な熱帯魚であり、100円前後で飼うことができます。
モーリーは種により価格はバラバラですが、モーリーだと200円前後とプラティに比べると少し値段が高くなります。
筆者宅のミッキーマウスプラティ
現在ミッキーマウスプラティ(青、白)を飼っていますが、水槽内のアクセントになり可愛い存在です。
プラティの飼育方法
設備
小型の熱帯魚になるので、大きい水槽の準備はしなくても大丈夫です。
30cm水槽でも大丈夫です。
繁殖をさせるなら将来的に増えることも考え60cm水槽がおすすめです。
その場合は、ろ過能力が高いフィルターを準備してくださいね。
餌
雑食の熱帯魚になるので人工餌の食いつきも良いので問題ないかと思います。
また、水槽上部を泳いでいることが多いので浮上性の餌を与えてみると喜んで食べてくれます。
ブラインシュリンプ等の生餌とバランス良く与えると良いですね。
水質悪化を防ぐのに少量の餌を数回に分けて与えてあげてください。
混泳
プラティは基本温厚なので他の熱帯魚と混泳させやすい種です。
基本的に同じぐらいのサイズの熱帯魚なら混泳できます。
自分から他の魚を襲うことはありません。
(繁殖期に追い掛け回してしまうことはあります)
同じサイズのメダカとももちろん混泳できますし、ミナミヌマエビやモツゴやタナゴ、ドジョウ。
熱帯魚として、アカヒレ、コリドラスやネオンテトラなどとも一緒の水槽で飼育できます。
一方で気性が荒い「エンゼルフィッシュ」や「ベタ」などは混泳させる際は注意が必要になります。
モーリーは性格にバラつきがあり混泳自体はできますが、プラティより一回り大きくなって、気性も荒く混泳が難しいです。
小さいサイズの熱帯魚には攻撃的になるので、同サイズの熱帯魚か小さい場合は複数引き入れ群れを作らせるようにするといじめることがなくなります。
水草水槽との相性
「アヌビス・ナナ」などはCo2が無くても育てることが出来るので、プラティと合わせても飼育しやすいと思います。
病気・注意点
プラティがかかりやすい病気として主に「白点病、尾ぐされ病」があります。
どちらとも温度変化、水質変化の際に起こりやすいので季節の変わり目などは注意が必要になります。
薬浴をしてあげることで治りますので、病気になってしまった子がいる場合は隔離などしてあげ治してあげてください。
薬浴にはメチレンブルーを推奨します。
繁殖
繁殖自体はとっても容易な熱帯魚になります。
オス、メスペアさえいればすぐに繁殖させることができます。
オス、メスの見分け方はオスには尾びれ付近に生殖器(少し尖ったもの)が見えますので比較的見分けやすいと思います。
一回の繁殖で10匹程度、回数を重ねる事で出産する稚魚数も増えます。
プラティはメダカと異なり、稚魚の状態の子供をそのまま出産します。
稚魚は産み落とされてから丸まってしばらくは床にいますが、だんだんと泳げるようになってきます。
メダカの稚魚よりも数ミリ大きく産まれるので水槽内にいたらすぐに気付くでしょう。
親プラティに見つかってしまうとエサと間違えて口にいれてしまうので、
稚魚水槽などを用意して親プラティとは別々に育ててあげましょう。
毎回隔離してあげると順調に増えていきます。
稚魚は小さく親魚が稚魚を食べてしまう場合もあるので産卵時期や産卵した場合は隔離ケースなどに隔離してあげとると良いです。
まとめ
メダカと同じ要領で育てられる初心者にもお勧めの淡水熱帯魚のプラティのご紹介でした。
カラーバリエーション豊富で水槽が一気に色鮮やかになります。