初心者におすすめ!小型の淡水熱帯魚に適した水草は?

最近の社会情勢で、おうちに居る時間が増えてきたと思いますが、いかがお過ごしでしょうか?
自宅の過ごし方としてアクアリウムを始めた方も多いのではないかと思います。
今回はそんな淡水魚を飼い始めたばかりのあなたに淡水熱帯魚に合う水草の魅力3点とお勧めの水草たちをご紹介します!
淡水熱帯魚に合う水草の魅力3選!
①緑との対比が美しい!

元々カラフルで艶やかな色彩の淡水熱帯魚たち。
それだけでも充分美しいのですが水草のライトグリーンと並ぶことによって美しさが倍増します。癒し効果(?)も倍増します。
②愛魚の普段とは異なる行動を見ることが出来る!

水草を入れるとあなたの愛魚の違う側面が見れますよ。
葉っぱの下で、ぼーっとしていたり
葉っぱの上で横になっていたり
たまに水草にちょっかい出して(かじって)みたり、、
癒されます。。
③インテリア性が上がる!リラックス効果も

空間にグリーンがあるとリラックス効果があります。
ご家族の理解をまだ得られていないあなたも水草を入れることでインテリアとして理解を得られるかもしれません。
ただ植物ですので光合成も必要です。水槽用ライトのご用意をお勧めします。
【注意】水槽用のライトを入れた場合長時間使用すると苔だらけとなってしまうことがあります。1日の点灯時間の目安は8時間内を推奨します。
日光だけで明るさをまかなおうとすると、コケの原因になったり、
日光による水温上昇でお魚さんごと駄目になってしまうケースもあるからです。
また、水草の種類によっては管理が難しい種類もあります。
そこで、今回はアクアリウム初心者にもおすすめ出来る簡単でおすすめな水草をまとめましたのでご紹介してまいります。
飼育簡単で丈夫なアクアリウム水草ご紹介!
アンブリア(キクモ)
光さえあればとても丈夫な水草です。
水草特有の肉薄で切れ込みが入ったような葉が水草内をいっそう涼しげに見せます。
明るいグリーンもカラフルな小型魚にとてもマッチしてお互いを引き立てます。
注意点としては、低床にソイルを使っていた場合に育ちが悪い傾向にあります。
大磯砂(底砂の種類です)で、二酸化炭素が無い方が葉が密について綺麗な草姿をしていると感じます。
逆に、底砂がソイルで栄養価が高いと、葉っぱと葉っぱの節間が伸びて間延びするような草姿になる事が多いです。
co2無しで明るい光(LEDなど)、大磯砂で、綺麗な状態が多いと思います。
ハイグロフィラ・ポリスペルマ
こちらも光があればとても丈夫な水草です。人気のアクアリウム用の水草のひとつですね。
デザインとしてはいわゆる普通の葉っぱ形をしており、成長がとても速いことで有名です。
一般的に【ハイグロ】として売られていて、ハイグロフィラ・ロザエネルビスなど亜種があります。こちらも丈夫です。
ルドヴィジア・レペンス
こちらも光があれば大変に丈夫です。
ルドヴィジアは茎や新芽の先の葉っぱがほんのり赤く色付くのが特徴で上記2種との大きな違いとなります。
注意点は上記2種より温度の上昇に弱い傾向にあります。
真夏の熱い時期には直射日光の当たらない箇所へ移動するなど温度上昇を避けて頂ければと思います。
簡単で丈夫・アクアリウム水槽に大変映える3種をご紹介いたしました。
水槽を明るくしてくれて愛魚がいっそうきれいに鑑賞できると思います。
ライトがなくても育つ!陰性水草のご紹介
そんな方もいらっしゃるでしょう。
そんな方にも、丈夫な水草をご紹介いたします。
陰性水草と言いますが、俗に言う苔、またはシダ類になります。
ちょっと渋い雰囲気になるのが特徴です。
それでは陰性水草おすすめ3種をどうぞ!
ミクロソリウム・プテロプス
流木や岩に活着する植物としてアクアリウムレイアウトで愛されている水草です。
ミクロソリウム・ウェンディロフという獅子葉の品種も同様に使えてレイアウト水草でも非常に使用率が高いです。
注意点があり高温に弱く枯れることはありませんがシダ病と呼ばれる黒斑が出ることがあります。
アヌビアス・ナナ
水草に最後に残るのはこれ。と言っていいほど丈夫です。
こちらも活着する水草として長くアクアリウムで愛されています。肉厚で濃い緑色で流木との相性が良いです。
注意点というほどではないですが成長が遅く、ほんとに遅く忘れ去られがちです。
ウィローモス
モス。コケです。
単体でほぼ使われませんが、最近では素焼きの焼き物に巻き付けて販売されていたり、流木に巻いて販売してあります。
筆者自宅ではメダカの飼育水槽があるのですが、ウィローモスは水中で密集して隙間を埋めるような形で育っていくので、
産卵後の卵が親メダカに発見されにくいというメリットがあります。
ただし、飼い主側もなかなか発見できないというデメリット(笑)もあるので、
我が家ではトリミングも兼ねて、夏場にメダカたちの産卵が始まって1週間ほどのスパンで
南米ウィローモスたちを適当にピックアップして一定のウィローモスを別の稚魚水槽に移しています。
するとウィローモスについてきた卵が自然に孵り、そのままその南米ウィローモス水槽で稚魚が育っていく形でおおらかに管理しています。
こちらも非常に丈夫な種類の水草ですが、やや高温に弱いところがあるでしょうか。
ただ底面一面にウイロモスを育てても圧巻で愛魚を引き立てること間違いありません。
ライトがなくても育つ水草3種です。ちょっと渋い感じですが侮れません。
番外編
番外編として一種挙げさせて頂きます。
ブセファランドラ
以前は採集物でしたが、最近は安定して流通しています。
活着する水草で様々な亜種があり葉の形や色も様々違いがあります。
比較的簡単なマニアック種としてご紹介しておきます。
ただ、お値段がちょっとお高めになっていますのでご注意を。
上記に飽たり、ちょっと変わったものが欲しい場合に購入を検討されてみてはいかがでしょうか。
まとめ

小型淡水熱帯魚アクアリウムに合う初心者にお勧めの水草のご紹介でした。
もちろん、最初の3種、後の3種を組み合わせても大丈夫です。
筆者宅のメダカのように産卵した場合の稚魚達の隠れ家になる事もあります。
水草の緑と愛魚の色のハーモーニーを楽しむのもよし、いつもと違う愛らしい行動を
楽しむのもよし、水草をレイアウトしてインテリア性を楽しむのもよしです。
様々な楽しみ方ができます。