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ノソブランキウス・ラコビーの飼育方法を徹底解説!【乾季を卵で乗り切る】

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ノソブランキウス・ラコビーの飼い方・育て方・繁殖方法を徹底解説!

画像引用元:チャーム charm PayPayモール店

世界で飼育されるメダカの仲間は卵生メダカ卵胎生メダカの2種類に大きく分けられるのをご存知ですか?

熱帯魚さんのブログ等で

テトラ隊長
テトラ隊長
卵メ(卵生メダカのこと)入荷しました!

と題目がついた後には、長い横文字の学名が続きます。

  • オーストロレビアス・ニグリピニス
  • シンプソニクティス・ピクトラータス

など、熱帯魚屋さんがブログで大々的に入荷をお知らせする「卵生メダカ」は、

一般的な「みゆきメダカ」や「楊貴妃」などではなく、大抵アフリカ原産の非常にカラフルな卵生メダカを指します。

※一般的なメダカとこの卵生メダカの違いに関しては、正確には分類が異なり(メダカ科がダツ目へ移動し、この卵生メダカの旧メダカ目がカダヤシ目に改称)ます。

卵生メダカは学名で呼ばれることが多く、
一般的な熱帯魚を飼育する人にとって覚えにくいのも一つの要因かもしれません。

なつ
なつ
しかし、このジャンルに世界一美しい熱帯魚の候補に上がる種類がいます。

それが、”世界一美しい熱帯魚”と言われることも少なくない種であるノソブランキウス ラコビーなのです。

テトラ隊長
テトラ隊長
ノソブランキウス ラコビー!

今回は、この種をご紹介したいと思います。

ノソブランキウス ラコビーの生息地

ノソブランキウス・ラコビーのメス

画像引用元:チャーム charm PayPayモール店

アフリカ、モザンピーク原産です。

オスは赤地に青色と他種にはないカラーリングをしており体長5センチ程度で、メダカにしては丸っこい可愛らしい体型をしています。

メスは上記写真の通り、色がついておらず、日本のメダカのようです。

体長は4センチ程度で雄より少し小さいめです。

なつ
なつ
熱帯魚屋さんで広い意味で卵生メダカと呼ぶ場合、主にアフリカ原産(一部南米原産)の種類を指すことが多いです。

そんなラコビーはアフリカ原産の卵生メダカになります。

寿命は一年・変わった生態系

ラコビーの生息地は雨季と乾季があります。その地域に住み着く年魚なのです。

年魚とは、その一生を1年で完結してしまうことが多く(飼育すると何年か生きることも多い)

この雨季と乾季がラコビーのユニークな繁殖を生み、それがまたユニークな飼育スタイルを生んでいます。

ラコビーは雨季の時までに腐食分の多い床に産卵を済ませて、乾季を卵で乗り切ります。

卵の時は水中になく(水が干上がっている)、また水が戻ると孵化するサイクルで成長し、そのサイクルを繰り返します。

なつ
なつ
私含めて、この卵生メダカの面白い生態系に魅力を感じてしまう人も多く、雨季と乾季を再現する繁殖に挑戦するのです。
テトラ隊長
テトラ隊長
自然界では水が干上がっている時は卵で乗り切る!

飼育方法・水槽・エサ・混泳

水槽

基本的に酸性の軟水で飼育します。

水温は低めの20度〜28度位が理想的です。

小型水槽で飼育が可能です。(30センチ水槽程度)

流れの激しい水流は嫌います。上記セットにもある「サイレントフロースリム」はお勧めです。

底砂は敷かないで飼われる事が多いです。弱酸性の軟水を好みますので薄くソイルを引いても良いと思います。

エサ

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エサは赤虫を食べてくれることが多く、冷凍赤虫など準備されると良いかと思います。

粒大きめの人工飼料も食べてくれる場合も有ります。

なつ
なつ
人工飼料を食べてくれればそちらの方が管理は楽になりますね。

混泳NG

意外と気が荒い性質で、混泳に向きません。

なつ
なつ
小型水槽では1ペアでの飼育が好ましいです。

ただ、60センチレギュラー水槽程度の大きな水槽でCO2などを添加し、低床にソイルを用いて、外部フィルターで濾過を行い水草をたくさん茂らせた隠れ場所を多く用意した状態。

この場合であれば、同程度の大きさで温和の魚種となら様子を見ながら混泳も可能です。

テトラ隊長
テトラ隊長
混泳させるなら隠れ家を多くつくる!

ノソブランキウス・ラコビーの奇妙な孵化条件

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ノソブランキウス・ラコビーは飼育下ではピートモスを使って産卵させます。

なつ
なつ
水槽にピートモスを入れるのですが、ピートモスを水槽内に入る時は、タッパー、もしくはガラスの器等に入れて水槽内に沈めます。

こうすると、ピートモスが散らばりにくく、産卵後に卵を取り出し易くなります。

ラコビーの卵は乾季を経験し孵化に到るため、卵を生みつけているのを確認したら、水からあげて水を軽く搾り、乾燥しないようにビニール袋に入れて約2カ月〜3ヶ月の間 密封して保管しておきます。

その期間を経過したのちに水に戻して孵化させてやるのです。

ピートモスはもともと鉢植えの土の酸度を酸性の調整するもので、卵生メダカに向いたものがネットなどでも購入が可能です。

こちらを使用すると酸性の水質に調整できる上に、産卵床としても使用できて非常に便利です。

欠点として水の色が飴色になってしまいますが、この飴色は有機酸が溶け出したもので、産卵誘発、体色の発色がよくなるなどの効果があると言われていますので、

テトラ隊長
テトラ隊長
マニアックな飼い方を堪能しているんだ

と前向きに捉えましょう。

また他にも底砂を敷かない場合で弱酸性の水質を保つには、熱帯魚屋さんに売っている

  • 【マジックリーフ】
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または

  • 【ヤシャブシの実】

などを入れても飴色の酸性の軟水を作ることができます。

なつ
なつ
原地感の出る、飴色の水の中のラコビーも美しいものです。

ノソブランキウス・ラコビー産卵その後

産卵を経過後、稚魚の餌を用意して成長させていきます。

(稚魚の餌は、ブラインシュリンプを卵から孵化させるなど、別種を育てて餌にをするという手間をかけます)

詳しくはこちらの記事で解説しております。

手間はかかりますが、可愛い稚魚のため時間を惜しみません。

ここからが本当のラコビーという魚の楽しみ方なのかもしれません。

ラコビーは年魚という性質上、その成長過程が早く、大きく育つ過程を楽しむことできます。

雄はみるみるうちに、美しい色に色付いていきます。

テトラ隊長
テトラ隊長
感動もひとしお!

また大きくなった成魚を大きめの水槽に入れて群泳させて楽しめます。(もちろん小競り合いがありますが)

なつ
なつ
流通量から考えるととても贅沢な群泳となることでしょう。

不思議な繁殖方法を取る、ノソブランキウス ラコビーを次の飼育の選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

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