ミクロラスボラspハナビの飼い方・育て方を徹底解説!
画像引用元:チャーム charm PayPayモール店
小型で、鯉の仲間であるラスボラの仲間には美しい魚種が多くいますが、中でもとりわけ発色が素晴らしい種がいます。
熱帯魚ファンも熱帯魚をよく知らない人にも分かり易い独特の色彩を持っているその種の名前はミクロラスボラsp ハナビと言います。
ミクロラスボラspハナビとは?
ミクロラスボラspハナビは比較的、近年、日本に紹介されたもので、最初に店頭に並び出した頃には熱帯魚好きの間で話題になったほどです。
最初は改良品種であるともいわれましたが、野生にも生息する魚種だと後に分かりました。
改良品種であるといわれる位にこの魚の体色は鮮やかなものです。
“ハナビ”や、”ギャラクシー”といわれても名前負けしない美しさですね。
また、この科に属する幻といわれた、ミクロラスボラ・エリスロミクロンを彷彿させたのもマニア心をくすぐるものがあったのかもしれません。
その後、安定してペットショップで見られるようになり、
また実際に飼育してみると、非常に飼育し易い魚種であった事もあって人気の後押しとなりました。
ミクロラスボラspハナビは何処に住んでいたの?
画像引用元:チャーム charm PayPayモール店
ミクロラスボラと長い名前ついていますが、パールダニオやゼブラダニオの仲間です。
ダニオの仲間でありながら性質は真反対と言えるくらい臆病です。
原産地はミャンマーでそのごく一部の地方にしか住んでいなかったため大きなスポットライトを浴びることもなく日本に紹介されなかったのでしょう。
ただ、ペットショップからお迎えするときに注意点が一点、
ミクロラスボラなどの小さな小型のコイ科はコショウ病にかかりやすい一面があります。
飼育時の魅力は小さい水槽でも映えること
ミクロラスボラspハナビは先に挙げたように臆病で物陰に隠れがちです。
餌取りもガツガツすることなく動き回って全てを回収するような真似はしません。
そのため小型水槽での飼育でも向いていると言えます。
広い面積は必要としないで飼育が楽しめる小型コイ科の一つとも言えますね。
飼育方法
水槽
筆者の場合は【30センチキューブ水槽】に5〜6匹位に他の混泳魚少し入れて飼育していました。
底砂
底砂は砂利でもソイルでも飼育は可能です。
現在は飼育にはソイルをひいていますが問題なく美しい発色を見せております。
現地の環境が弱アルカリ性と情報があり、砂利を底砂にひいて飼育されている方も多いことでしょう。
濾過フィルター
濾過機はエアリフト式、外掛け式、水中モーター式でも問題ありません。
これで全く問題なく飼育ができています。
ヒーター
原産地の標高が1000mということを調べて標高が高いとこにいる魚は高温に弱いのでは、と勘繰ったりしましたが特別弱い印象はないです。
エサ
餌は固形の小型粒飼料で、冷凍赤虫も好物みたいでよく食べます。
餌の取り方で一つ言えるのは水面まで餌を取りに行こうとしませんので上層を泳ぐタイプの魚種と入れた場合は餌が行き渡らない恐れがあるため注意が必要です。
- 斜めに泳ぐタイプのペンシルフィッシュ
- 同じくミクロラスボラの仲間
- 遊泳するタイプの小型コリドラス
などが同居し易いのではないでしょうか。
ただ、ミクロラスボラspハナビの成熟した雄同士の混泳はフィンスプレッティングと呼ばれる威嚇行為からの小競り合いを見せます。
この威嚇行為は喧嘩しているように見えますが、それでも他魚種に比べれば全く荒々しくはありません。(殺し合いまではしない平和な魚種です。)
しかしこの威嚇行為はこの魚種の見どころであるのは間違いありません。
むしろハナビや、ギャラクシーと呼ばれる由来はこの瞬間なのかもしれません。
まとめ
比較的最近紹介されたミクロラスボラspハナビとその飼育状況を紹介させていただきました。
この種はアクアリウムを始めたばかりの方にも丈夫で強いのでオススメできる魚種です。
ブリードされて安定して入荷がありますし、水槽内で子供を発見したなんて記事も見かけます。
丈夫、美しい、大人しい、と三拍子揃ったミクロラスボラspハナビ、今後の飼育対象として是非是非どうでしょうか。