ピクタスキャットとは?
- 分類:ナマズ目ピメロデゥス科
- 学名:Pimelodus pictus
- 原産地:ブラジルアマゾン川 コロンビア、ベネゼエラオリノコ川流域
- 別名:ピメロドゥスピクタス ピメロディアピクタス
ショップや通販ではピメロディアピクタスという名前で流通販売されています。
見た目・特徴
銀色の体にスポットが散らばりヒレまで模様が入りとても綺麗です。
口元から伸びているピメロディア特有の策餌行動に使用される長いひげ、スリムな体に対しての鯉のような大きな目が特徴です。
胸ビレと背ビレには鋭い棘があるので手で触れる際や過密には注意が必要です。
遊泳力が強く餌を食べる際には水槽内を激しく泳ぎまわりながら餌を探し食べるので、
水草で綺麗細かくレイアウトされている水槽や底棲のおとなしい魚やあまり動かない同じ水槽の底を遊泳する魚などとの相性はよくないのでおすすめしません。
飼育は、簡単ですが新しく水槽に導入する際には若干ではありますが白点病になりやすいです。
雌雄の判別は難しく、繁殖についての情報はあまりありません。
夜行性なので明かりが消えた時のほうが動きは活発になります。
寿命
約5~10年になります。
体長
約10~13cmになります。
飼育環境について
必要な器具(水槽・フィルター)
水槽
初心者の方には、60cm水槽がおすすめです。
60cmレギュラー水槽(幅60×奥行30×高さ36)の場合、生体のことを考えると飼育数は大体4~6匹が適度かと思います。
フィルター
使用する水槽のサイズに合ったフィルターを使用してください。
ピクタスキャットは、適度な水流を好むので、
外掛けフィルターを使用する場合は
- 水作さんから販売している「スペースパワーフィットプラス」
- GEXさんから販売している「コーナーパワーフィルター」
などのコーナーフィルターを併用するのもおすすめです。
観賞魚用ヒーター
温度調節型、温度固定型どちらでも大丈夫ですが、
温度調節型のほうが病気を治療する際や別の機会で適正水温が通常の熱帯魚と違う熱帯魚を飼育する際にも使用できます。
カルキ抜き
市販の観賞魚用のものであればなんでも大丈夫です。浄水器がある場合には用意をしなくて大丈夫です。
餌
ピクタスキャットは、底棲のナマズの仲間なので沈下性タイプの餌であるナマズ用の餌を与えるのが良いです。
筆者は、国産で安心安全かつ国内はもちろん海外からも高い評価を得ているキョーリンさんから販売している「ひかりクレストキャット」、他に冷凍赤虫を与えています。
どちらも、食いつきがいいので重宝しています。
もちろん、コリタブや生餌のイトミミズなどもおすすめです!
底床
ソイルや化粧砂、田砂、大磯砂どれでも大丈夫です。
照明(ライト)
あってもなくても大丈夫ですが、陰性水草以外の水草をレイアウトする場合にはあったほうがいいです。
水草をレイアウトしない場合でもあったほうが鑑賞をする際にも綺麗に見えます。
水質
- 温度:21~27度
- pH:5.8~7.0(弱酸性~中性)
- 硬度:軟水~中程度の硬水
水質に関しては、一般的な熱帯魚と同じでそこまでうるさくないので飼育がしやすい一種と言えます。
その他→隠れ家は用意してあげよう
筆者は、水槽には流木や水草を必ずレイアウトするようにしているのですが、やはり、流木や水草を入れてあげると隠れるところができ、落ち着くようなので流木や水草を入れてあげるのをおすすめします。
飼育上の注意
新規に入れる場合に若干ではありますが白点病になりやすい魚なので、
pHショックや水温の変化のショックを極力軽減できるよう水合わせを念入りに行ったり、導入後の観察など工夫をするといいと思います。
また、背ビレと胸ビレに鋭いトゲを持つので直接手で触れる場合や魚同士の過密には注意が必要です。
その他に、ピクタスキャットはナマズの仲間で夜行性でもあるので、
一緒に混泳している口に入るぐらいの小さな魚は眠っているときに食べられてしまうことが稀にあるみたいなので一緒に混泳する魚には注意が必要です。
実際に飼育をしてみての感想
筆者は、ピクタスキャットを単独ではなく同じ南米が原産の魚たちと同じ水槽内に混泳させて飼育をしているのですが他の魚に危害をあまり加えることもないです。
遊泳力はありますが夜行性もあってか照明がついている時間帯は流木の下に隠れていることが多いです。
長いひげもあり存在感もかなりあります。
餌も何でもよく食べ、とっても可愛らしいピクタスキャット。
初心者の方にもおすすめな種類です。