紅白ソードの飼い方・育て方を徹底解説!
今回紹介する熱帯魚は、「紅白ソードテール」です。
名前だけ聞くととても熱帯魚とは思えない名前の彼らですが、アクアリウム界では大人気熱帯魚の一つです!
特徴的なソードテールに自然のものとは思えないような紅白の体に見惚れてしまう人も多いことでしょう。
どうぞ最後までお読みください。
ソードテールとは
ソードテールとは、その名の通り剣(ソード)のような尻尾(テール)を持った魚です。
主に南米のメキシコを原産とする淡水魚で、別名「ツルギメダカ」とも呼ばれます。
熱帯魚の多くは東南アジアを原産とすることが多いですが、原産地がメキシコというのもなんだかおしゃれな感じがしますね。
彼らの生態的な特徴としては、性転換するという点が挙げられます。
オス→メス・メス→オスのようにどちらからどちらにもなれるというのは面白い点です。
※同じく性転換する品種としてはプラティやクマノミ、などが挙げられます。
なので複数匹飼っていると自然に増えている、なんてことも起こりえます。
なお、ソードテールと一口に言ってもの種類は豊富で
- 「レッド・ソードテール」
- 「タキシードソードテール」
- 「ネオンソードテール」
- 「紅白ソードテール」
などが存在しています。
どの品種も色鮮やかで、レイアウト水槽にぴったりの品種です。
紅白ソードの生態
さてここで本題に戻ります。
紅白ソードテールは正式名称「ルビーアイ・紅白ソードテール」と言います。
意外かもしれませんが、先ほど「ツルギメダカ」の名前を出したように、この品種はメダカの一種なのです。
体長は一般的な水槽で飼育した場合は4〜7cm程度にはなります。
あくまでも小型熱帯魚とイメージしていただいて大丈夫です。
紅白ソードはそもそも品種改良された個体で、体の白い部分はアルビノによるものです。
そのため白い部分は白寄りの半透明です。
飼育難易度は易しめ
紅白ソードは、非常に強い品種としても有名です。
多少注意点はありますが、飼育において細かいことはあまり気を使わなくても大丈夫です。
一般的にアクアリウムショップで安く売られている品種は丈夫な場合が多いです(生き餌は除く)。
なぜなら、体が強く繁殖力が強いために大量に出回っているからです。
そのため飼育初心者の方でも飼い始めやすい品種と言えます。
ただ、小さすぎる個体はどうしても弱いことも多いので、ネオンテトラくらいの大きさは最低でも欲しいところです。
飼育に適した環境とは?
水質
多くの熱帯魚とは違い、ソードテールはアルカリ性を好むタイプの熱帯魚です。
そのためサンゴやサンゴ砂などを用いたレイアウトにすると良いでしょう。
しかしこれに関してもそこまで神経質になることはなくpH6.0くらいの弱酸性でも弱ってしまうことはないでしょう。
できるだけ危ない橋は渡らないほうが良いですが、水草水槽に入れても元気な場合も多いです。
エサ
エサは成魚であれば人工飼料で構いません。
どのような種類の餌でもたくさん食べてくれます。
繁殖難易度は易しい
長年飼育していると自然と性転換も行うため、少ない飼育数でもペアになりやすく、繁殖は比較的容易に狙える品種です。
また卵胎生ですので、卵として生まれてくるのではなく稚魚として生まれてきます。
他の熱帯魚同様、稚魚はブラインシュリンプなどを食べて成長します。
同種・異種との混泳について
混泳についてですが、紅白ソードテールは少し気が荒い性格です。
その為、他の魚と混泳するためには土管などの隠れ家を用意してあげたり少し大きめの水槽で飼育してあげると良いでしょう。
もちろん混泳できないかと言われるとそうでもなく、
ソードテールが食べてしまえるような小さな魚でなければ基本的に混泳できます。
私ももちろん他の品種と混泳していますが、今のところトラブルは起きていません。
お好みでプラティなどと混泳させてカラフル水槽を作ってみても良いかもしれませんね。
筆者の飼育している紅白ソードの紹介
うちの子は尾ヒレが特にきれいに成長し、ソードテールという名に負けない尾ヒレを持っています。
雌の個体はプラティのようなシルエットをしていますがその子もかわいいです。
購入時は私の一目惚れで購入し、あまり生態も知らぬまま購入したものの、非常にすくすくと成長し、発色状態も良いです。
地味な熱帯魚ではなくスタイリッシュで水槽映えする品種を探されている方には是非おすすめの品種です!
まとめ
今回は「紅白ソードテール」についてまとめました。
淡水熱帯魚のなかでも丈夫な品種でアクアリウム初心者の方でも飼い始めやすい熱帯魚です。
また、界隈ではメジャーな品種ではありますが、アルカリ性の水質を好んだり、メダカの一種だったり、メキシコ原産だったりという情報は意外だったのではないでしょうか。