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【珍カラ】バーバリーテトラの飼い方・餌・かかりやすい病気・混泳・繁殖・通販について12,000文字で徹底解説!

※本ページにはプロモーション(広告)が含まれています。

ネオンテトラやエンペラーテトラなど、多種多様な体型や色彩で多くの人々から愛されているカラシンの仲間達。

その美しさは群れでも単独でも遺憾無く発揮され、熱帯魚に詳しくない方でも水槽があればついつい足を止めてしまう事も少なくありません。

今回はそんなカラシンの仲間達の中から「珍カラ」と名高い種類・バーバリーテトラについて皆様にご紹介させていただきます。

バーバリーテトラは以前本ブログでご紹介させていただいた「コギャルテトラ」や「アロワナテトラ」と同じように入荷も少なく見た目も珍しい種類です。

飼育難易度はこの2種より高めですが、飼育環境に慣れたバーバリーテトラの美しさは青系熱帯魚の中でも特徴的な輝きを放っています。

なつ
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それでは早速マニアを唸らせるレアカラシンの世界を覗いてみましょう。

1,高級感漂う珍カラシン!バーバリーテトラの特徴について!

画像引用元:チャーム様

①分類

バーバリーテトラは小型カラシンの仲間に多い「ハイフェソブリコン属」や「ネマトブリコン属」とは違い「Mimagoniates barberi」という学名になっています。

なつ
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「Mimagoniates」はカラシンの中でも非常に珍しい属で、「ニューバーバリーテトラ」や「クローキングテトラ」が含まれています。

②どこに生息しているの?

現段階でのバーバリーテトラは全てワイルド個体であり、南米パラグアイの河川に生息しているとされています。

なつ
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小型カラシンの中でも遊泳力が強く、キレイな水質を好んでいるため、なるべくしっかり濾過を効かせた広い水槽で飼育するのが個人的にはオススメです。

③どんな見た目をしているの?

彼らはネオンテトラやエンペラーテトラとも違う独特な見た目をしています。

ラスボラの仲間を思わせるような流線型かつ扁平な体に大きな四角形の背ビレと尻ビレがあり、しっかりと二又に分かれた尾ビレ、小さいながらも色が乗る腹ビレがかなり特徴的です。

胸ビレは他のヒレと違ってほぼ無色で目立ちませんが、そのおかげで各ヒレや体色の美しさが際立ちます。

頭部は小さめで口は上向きに裂けたようになっており、見た目より口が大きく開きます。

眼の周りはうっすらとしたネオンブルーに墨色のラインが縦に入り、妖艶な雰囲気を纏っています。

体色ですが、胸ビレの近くに大きめの紺色のスポット、体の中心から上には金色のライン、中心から腹側にはメタリックに輝く紺色の太いラインが入ります。

また、色が揚がった状態はヒレにも色が入り、背ビレ、尻ビレ、尾ビレは白く縁取られ、光の角度によっては蒼白い輝きを放ちます。さらに黄色の発色も見られ、非常に派手です。

しかし、バーバリーテトラはしっかりと飼い込む事によって体色が徐々に揚がっていくタイプの珍カラです。

なつ
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幼魚や導入直後、環境がまだ合っていない状態では飴色の体色に濃紺色のラインという本来の体色を発揮できていない状態になりますので、是非環境を整えた上で飼い込んでみてください。

⭐バーバリーテトラの別名は「○○テトラ」!

本来の体色を発揮したバーバリーテトラの体色は数ある青系カラシンの中でも上位に入るほどの美しさだと筆者は思います。

金とメタリックブルーの組み合わせは水槽内で良く目立ち、混泳水槽であっても体色で負ける事はそうそうありません。

そんなバーバリーテトラには別名があり「ある熱帯魚」の名前が宛がわれています。

その熱帯魚とは「プロカトーパス」

「ノソブランキウス・ラコヴィー」や「アフィオセミオン」と並び「最も美しいメダカ」と呼ばれる種類の1つです。

普通のメダカより大型で体高がある種類ですが、体色は全身目が覚めるようなメタリックブルーを放ち、各ヒレに鮮やかな黄金色が入るという美麗種として有名です。

また、入荷量が少ない珍しい種類という事もあり、ペアで販売されるとすぐに売り切れてしまうほど高い人気を誇ります。

そんなプロカトーパスに見た目や体色が似ているため、バーバリーテトラは今でもプロカトーパステトラと呼ばれる事があります。

ちなみにバーバリーテトラの「バーバリー」は某高級ブランド店のイメージがあるかも知れませんが、全く関係はありません。

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しかし、彼らの上品かつ豪華な体色と希少性は高級ブランドに劣らない魅力があります。

⭐筆者「どっちかというと別の熱帯魚に似てる」

先ほど体色や見た目がメダカの熱帯魚「プロカトーパス」に似ている事に触れましたが、筆者としては体型は別の熱帯魚に似てると思う部分があります。

何と言いますか、成魚になったプロカトーパスはバーバリーテトラより体高があり重厚感があるので体型的にちょっと違う感が拭えませんでした。

では、バーバリーテトラの体型は何の熱帯魚に似ているのか、その答えは「ダイヤモンドレインボー」です。

ダイヤモンドレインボーはレインボーフィッシュの仲間であり、種類的にも大分離れてはいるのですが背ビレが2つに分かれている事以外は体型が似ていると思います。

上向きに裂けた口や体のスマートさ、扁平具合などがバーバリーテトラに似ています。

ダイヤモンドレインボーも非常に珍しい種類で、メタリックブルーの体色にウロコを縁取る黒、背中には名前の由来になったキラキラと輝くウロコを持っており、マニア垂涎の熱帯魚です。

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好む水質の問題さえ解決できるのであれば、この3種を混泳させてみたいものです。

④どのくらいの大きさ?

バーバリーテトラの大きさは小型種の中では大きい方で、成長すると約6cmほどになります。

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しかし、体型がコギャルテトラのようにマッシヴで体格の良い感じではなく、体高が低くアスリートな感じなので並べると小さく見えます。

⑤どんな物を食べているの?

上〜底層まで活発に泳ぎ回るバーバリーテトラはあらゆる生物を口にしていると考えられており、野生下では水面に落下した小型昆虫や孵化したばかりの稚魚や稚エビ、ボウフラやイトミミズのような水生生物、ミジンコなどの小型甲殻類などが主な餌とされています。

飼育下では幸いにも人工飼料に慣れやすく、餌の種類で困らせられる事は少なめです。

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しかし、筆者の経験上、他のカラシンに比べて代謝が高く痩せやすい面が見受けられるので、栄養価が高い冷凍飼料や乾燥飼料も与えて痩せすぎには注意しなければいけません。

⑥気になる性格は?

こんな美種なら混泳も楽しみたくなるかも知れません。しかし、「綺麗な花には棘がある」という言葉通り、バーバリーテトラの性格にはちょっと棘があります。

彼らは性格が少し強めであり、小型種との混泳にあまり向きません。また、仲間同士でもフィンスプレッティングをして小競り合いする事もあります。

全く混泳ができないという訳ではありませんが、バーバリーテトラより体が大きいコギャルテトラや気が強いレッドファントムテトラなどであれば、多少つつかれる事があっても持ち前の気の強さとガッツであまり大事に発展する事は少ないです。

また、より泳ぎが早いダニオ系はバーバリーテトラの追撃を上手く回避し、場合によっては巻いてしまうので比較的安全な混泳相手です。

他にもコリドラスやプレコなどの底モノ系にはあまり関心を示さないので、こちらもかなり安心です。

なつ
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グローライトテトラやロレットテトラなどの小型種を混泳させたい場合は、数を多く入れてバーバリーテトラに負けない群泳を作ると被害をかなり抑える事ができるので是非参考にしてみてください。

⑦どこでお迎えできるの?大体のお値段は?

性格がちょっと強めでも美しさでカバーできてしまうバーバリーテトラですが、珍カラと呼ばれるだけあって常にショップで見られるような種類ではありません。

むしろ見つけたらラッキーで、珍カラにも力を入れているアクアショップや総合ペットショップでなければ基本的に見られない種類です。そのため近くにショップがない場合は通販で探すと見つけやすくなります。

気になるお値段ですが、珍カラかつ美麗種とあってお値段は高めになっています。1匹あたり2500〜4500円くらいが大体の値段となっており、入荷した匹数などによってかなり値段が上下します。

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また、ショップによっては国だけでなく産地も明確にしている場合もあるので、こだわりたい方は明確なショップからお迎えすると勉強になると思います。

2,バーバリーテトラを飼育する時に注意すべき事について

鮮やかなメタリックブルーと黄金色に輝くバーバリーテトラの本気の発色と軽やかな泳ぎはマニアだけでなくアクアリウム初心者の心すら虜にする魅力があります。

しかし、そんな彼らは比較的飼育難易度が高く、飼育環境が合っていないとすぐに体調を崩してしまい、色が揚がる前に短命に終わってしまう事も珍しくありません。

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そこで彼らの飼育の注意点を挙げさせていただきます。

〜💠バーバリーテトラの飼育ポイント💠〜

  • 水質の変化に対してかなりデリケートなので、水合わせを慎重に行うこと。
  • 水の汚れも嫌うため、こまめな水換えと水槽掃除、定期的にフィルター内部も洗うこと。
  • 痩せやすいので人工飼料だけでなく、冷凍飼料や乾燥飼料も与えて栄養をしっかりつけること。
  • 小競り合いしやすいので混泳、群泳の際は必ずいくつか隠れ家を用意すること。
  • 体の大きさに対して活発に泳ぎ回るので、できるだけ広い水槽で飼育すること。

主にこれらが挙げられます。

特に水質関連はかなりシビアなので、バーバリーテトラを飼い込み、彼らを本気にさせたいのであれば手は抜けません。

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バーバリーテトラの事を、どこぞの金ピカ英雄王の如く大切にしてあげる事で輝かしい体色を拝むことができるのです。

3,バーバリーテトラの飼育方法について

①お迎え

バーバリーテトラは入荷が少ない種類のため、常に見られる種類ではありません。

場合によっては数ヶ月〜数年入荷がない事もあるので入荷情報をこまめにチェックしながら辛抱強く待つ必要があります。

もしショップで見つけた場合は焦らず健康チェックをします。バーバリーテトラはデリケートな面があるため、到着時点で病気になってしまっている場合もあります。

体表やヒレに付着物がないか、ヒレが不自然に裂けたり溶けたりしていないか、ウロコが逆立っていないか、体表に充血が見られないかなどを確認します。

特に異常が見られなければ、店員さんにお願いしてパッキングしてもらいましょう。

ショップで見つからない場合は通販でお迎えが可能ですが、到着時には必ず在宅して確実に受けとるようにしましょう。

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バーバリーテトラは入荷した匹数にもよりますが、ショップによっては数匹まとめて販売していることもあるので群泳を考えている方はまとめ買いがオススメです。

②水合わせ、導入

バーバリーテトラをご自宅に迎え入れたら、まずは水槽に浮かべて水温を合わせます。

20〜30分ほど浮かべてパッキングを開封し、水温計などで水温が合わさった事を確認できたらいよいよ水合わせを行います。

コップなどで袋の中の水を1/5〜1/4捨て、捨てたのと同じくらいの量の水を水槽から足して20〜30分ほど様子を見ます。

特に異常が見られなければ、袋の中の水がほぼ水槽の水になるまでこの行程を繰り返します。

最後の水合わせの時も異常が見られなければ、バーバリーテトラを水槽に放ちます。

新しい環境になって、導入直後のバーバリーテトラは水草や流木の近くに隠れたりします。

この状態では餌への食い付きも悪いので、給餌は翌日から始めるようにしましょう。

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また、最近ではより手軽に水合わせができる「水合わせセット」なども販売しているので、コップでやるのが合わない方はそちらを利用すると楽になると思います。

③水槽、フタ

バーバリーテトラはかなり活発に泳ぐだけでなく、多少の小競り合いもする種類なので最低でも60cm水槽で飼育するのがオススメです。

小型水槽だと水量が少ない分水質の悪化も早く、水槽自体が狭いので飛び出す危険性も高まります。

60cm水槽は初心者でも扱いやすい水槽で、複数の飼育器具がセットになって販売されている事も多く、簡単に一式揃えられるのもありがたい所です。

60cm水槽に泳がせられるバーバリーテトラの数ですが、5〜10匹が無難と思います。それでも毎日観察して小競り合いによる傷などをすぐに発見できるようにしましょう。

フタは水槽を購入するとほぼ確実についてくるアイテムです。プラスチック製であれ、ガラス製であれ必ずフタをするようにしましょう。

バーバリーテトラは遊泳力が強く、何かに驚くとパニックになって飛び出してしまう事があります。

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しかも体型がスマートなのでフタの隙間から飛び出したり、水槽台(キャビネット)の裏に落ちてしまう事もあるので、鉢底ネットなどで隙間を塞ぐなどの対策も必要です。

④水質、水温

弱酸性〜中性のキレイな水であれば飼育はできますが、色をしっかりと揚げたいのであれば弱酸性をキープする必要があります。

また、彼らは高水温が苦手で22〜25℃くらいの水温で飼育します。

なつ
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オートヒーターやサーモスタット付きヒーターを使って低めの水温を一定に保つようにしましょう。

Q,キレイな水質って何?

A,しっかりと濾過され、水中の有害物質が少ない水の事です。

本ブログでよくある表現の「キレイな水質」ですが、これは「硝化作用」によって有害物質が少ない水の事を指しています。

「硝化作用」とは濾過バクテリアによる生物濾過が上手く機能する事で排泄物などに含まれる有害な「アンモニア」を毒性が低い「亜硝酸」に分解、そこからさらに毒性が低い「硝酸塩」に分解します。

この硝酸塩は水草の栄養分として吸収されるため、最終的には無害になります。

しかし、そんな硝酸塩も10ppを越えてしまうと生体に悪影響が出てしまうため、定期的な水換えや掃除で除去する必要があるのです。

バーバリーテトラなどのキレイな水質を好む種類を飼育する場合は「テスター」を使ってアンモニアや硝酸塩を計り、こまめにメンテナンスをして飼育するようにしましょう。

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また、余談ですが「反硝化作用」という方法で有害物質を無毒化させる方法もありますが、そちらは別の機会にご紹介させていただきます。

⑤底砂

水質をアルカリ性に傾ける作用がある底砂でなければ飼育に使う事ができます。

水草も育てやすいという事でソイル系が最もポピュラーな底砂ですが、「ネグロナチュラルサンド」や「レインフォレストサンド」も暖かみのある色合いがバーバリーテトラを引き立ててくれます。

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また、「水草と魚にやさしい玉砂利」「渓流砂」「溶岩ジャリ」なども水質を大きく傾ける事がないのでオススメです。

⑥フィルター

水槽のサイズに合わせた容量のフィルターであれば、特に問題なく飼育に使うことができます。

ただし、底砂を粒が細かい物にした場合は底面式フィルターは使う事ができません。

バーバリーテトラは水質の変化に敏感なので、濾過力が高いフィルターを使うのがオススメですが、投げ込み式フィルターやパワーフィルターを併用する事で濾過力を補う事ができます。

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外掛け式フィルターを使う場合はフタの隙間が大きいので鉢底ネットなどで隙間を塞ぐようにしましょう。

⑦ライト

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水草の成長を促したり昼夜のメリハリをつけたりするための飼育器具です。

水槽のレイアウトや魚達を美しく見せる効果もあるため、お気に入りのライトで水槽を照らしてあげてください。

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ライトには様々な種類がありますが、電気代が気になる方はLEDタイプがオススメです。

⑧水草

バーバリーテトラは水草にイタズラするタイプではないため、かなり相性が良いです。

育てやすい水草として「アマゾンソード」「ウィローモス」「ウォーターウィステリア」「ウォーターカーナミン」「カルダミネリラタ」「アヌビアス・ナナ」「ラージパールグラス」などがあります。

また、「ヘアーグラス」や「ピピバラ」、「リスノシッポ」「ルドウィジア」なども草体が面白く、レイアウトに爽やかさやワンポイントを付け足してくれます。

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水草をふんだんにレイアウトする場合は、必ずライトを消した後にエアレーションをして酸欠を予防するようにしましょう。

⑨隠れ家(シェルター)

バーバリーテトラは性格が少し強いので仲間同士や他種に対しても小競り合いをする事があります。

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そのため弱い個体が隠れられるように、石や流木、水草などでいくつか隠れ家を作ってあげてください。

⑩混泳

先ほど少し触れた通り、バーバリーテトラは小競り合いが多い種類なので混泳や群泳をさせる場合は隠れ家を用意したり、混泳相手を考える必要があります。

最も無難なのはプレコやオトシンクルス、コリドラスなどの底モノ系ですが、それ以外の場合はバーバリーテトラに気圧されないほどの気の強さがあるファントムテトラ系やモンクホーシャ、コギャルテトラ、アピストグラマなどか、よりスピーディーに泳ぐダニオの仲間、平和主義なゴールデンハニードワーフグラミーなども混泳しやすいです。

ネオンテトラなどの場合は数を多く入れれば混泳はできなくはありません。ただし、ホタルテトラのように小型の場合は数がいても蹴散らされる可能性があるのでオススメできません。

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また、アロワナテトラの場合は口に入るサイズでなければ混泳できますが、稀に自分の下を泳ぐバーバリーテトラに驚く事があるので動静に注意が必要です。

⑪給餌

バーバリーテトラは顆粒タイプでもフレークタイプでも人工飼料に慣れやすいので餌問題に関しては安心です。

しかし、痩せやすい面があるので定期的に乾燥ミジンコや乾燥クリルを砕いた物や、冷凍アカムシ、イトミミズ、ホワイトシュリンプ、ブラインシュリンプなどを与えて痩せすぎ防止をする必要があります。

給餌の間隔ですが、1日に2回、大体3〜5分ほどで食べきれるくらいの量を与えます。

バーバリーテトラは餌を与えるとすぐに反応して食べ始めますが、混泳水槽だと底モノ用の餌まで食べようとするため様子を見ながら与える量を考えるようにしましょう。

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また、食べ残しを見つけたらクリーナースポイトで取り除き、水質悪化の防止に努めてください。

⑫水換え、水槽掃除

飼育している匹数や水槽のサイズ、汚れ具合にもよりますが、大体1週間に1度、1/4〜1/2の量の水換えをします。

水質が大丈夫か不安な場合はテスターを使ってアンモニアや硝酸塩の濃度を計ってからでも良いですし、そのデータを記録に残す事で水換えの頻度を考える事もできます。

まずはヒーター以外の飼育器具の電源をオフにし、フタや水温計などの壊れやすい物を安全な場所に移動させます。

次に水槽掃除に取りかかります。水槽のガラス面についたコケや汚れはメラミンスポンジやコケクロス、スクレイパーで落とします。

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この掃除は水槽掃除以外の時でもでき、マグネット式のコケ取りアイテムを使う事で手を濡らす事なく掃除する事ができます。

フィルターの揚水パイプやストレーナーも取り外し、専用のブラシで汚れを落とします。

上部式フィルターなどは意外とこの部分に汚れが溜まるため、濾過力の低下を感じたり水槽掃除をする時は必ず掃除するようにしましょう。

フィルター内のウールマットや一体型濾過材も目詰まりを解消するために、バケツなどに取っておいた飼育水で軽く洗います。

繊維の傷みや汚れが酷かったり、明らかに濾過力が落ちてしまっている場合は新しい物と交換してください。

レイアウトしている石や流木が汚れている場合は、歯ブラシやアクアリウム用ブラシなどで汚れを落とします。

レイアウトを変更したい、あるいは積み方が不安定な場合は1度水槽から取り出してからタワシなどで擦って汚れを落としましょう。

水草が伸びてしまったり枯れている場合はトリミングをして長さを揃えたり、不要な部分を切り取ります。

パールグラスやマヤカなどの水草は育つとボリューミーな見た目になるのですが、定期的にトリミングしないと光が当たらない部分が枯れたり白化してしまいます。

美しく育てるためにも伸びすぎた時のトリミングは必要不可欠なのです。

トリミングは市販のハサミでも良いですが、水槽を見て細かく調整しながらカットできるアクアリウム用トリミングバサミがオススメです。

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トリミングの時、水草の陰にバーバリーテトラやエビなどが隠れている場合があるのでヒレなどを切らないように注意が必要です。

また、ハサミの動きに驚いて水槽から飛び出す場合もあるのでバーバリーテトラの動きには注意してください。

カットして出た不要な葉は素手かネットで取り除きますが、バーバリーテトラは体表がとても繊細で、ネットで掬われた時にスレが起きやすい種類でもあります。

なので最初の大きな不要な葉は素手で回収し、細かい葉はネットで回収するとバーバリーテトラを掬う可能性を減らす事ができるので是非参考にしてみてください。

水槽掃除が大体終わったら、クリーナーポンプを使って底に溜まった汚れを水ごと吸い出します。

この時クリーナーポンプを底砂に近付け過ぎて、砂まで吸い取らないように注意が必要です。ソイルを使っている場合は砕けたソイルが吸われる事がありますが、そこまで気にする必要はありません。

水を抜き終わったら、新しい水を水槽に足していきます。

新しい水は水道水にカルキ抜きを入れて塩素を中和し、水温を合わせておきます。

カルキ抜きはハイポのような固形タイプと液体タイプがあるので是非使いやすい方を選んでください。ちなみに筆者はどちらも使っていました。

新しい水を足し終わったら、飼育器具を水槽に戻して電源を入れれば水換えと水槽掃除は終了です。

水槽掃除後にライトを点けるとバーバリーテトラが驚いて激しく泳ぎ回る事がありますが、落ち着くまでしばらく様子を観察し、飛び出しやガラス面への激突、ショック状態がないかなどを確認してあげてください。

フィルター内部の生物濾過槽の掃除はフィルターの種類にもよりますが、1ヶ月に1度は軽く濯いで溜まった汚れを落とします。

生物濾過槽は濾過バクテリアが繁殖している場所ですが、意外と黒い汚れが溜まるため定期的に掃除をする必要があります。

特に、フィルター内部の掃除をしないでいると「ウーディニウム症」が発生しやすくなるため、飼育環境が凄く整っていて魚も水草も元気いっぱいという状態でない限りは掃除をしましょう。

また、生物濾過槽や一体型濾過材を洗うと濾過バクテリアが少なからず減ってしまうため、PSBや市販の濾過バクテリアを添加するのを忘れないようにしてください。

⭐他にも役立つウォーターコンディショナー!

水質を整えたり塩素を中和する働きがある「ウォーターコンディショナー」には様々な種類があります。

バクテリアの不足によって起きる水の白濁りを抑えたり厄介なコケの発生を抑えるタイプもありますが、水槽内での繁殖を促進させるタイプ、ビタミンなどが含まれていて体表や粘膜を健康に保つタイプもかなり役立つアイテムです。

特に、今回のバーバリーテトラやレオパードタティアなどの体表にスレができやすい種類には「粘膜保護剤」はとても優秀なアイテムとなります。

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もし、体表が弱い種類を飼育する場合は1つは必ず持っておきたいものです。

4,バーバリーテトラがかかりやすい病気と治療方法について

体表は繊細で水質の変化に敏感なバーバリーテトラは薬浴や塩水浴による治療が難しく、病気をさせないように飼育する事が大切だったりします。

魚病薬にも激しく反応する事があるため、使用する量は規定量の約1/5〜1/2にして治療を行う必要もあり、病気になった場合は根気強く治療を続け、飼育環境の改善もしなければなりません。

なつ
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ここではバーバリーテトラがかかりやすい病気と治療方法についてご紹介させていただきます。

①ウーディニウム症

「ベルベット病」「コショウ病」などの呼び名がある病気で、発症すると体表やヒレに白〜淡黄色の粉状の付着物が現れます。

また、ヒレをたたんで力なく泳いだり、体を小刻みにプルプルと震わせるのもウーディニウム症の症状の1つです。

発症原因は病気の魚を導入してしまったり、水質の悪化が主に挙げられますが、フィルター内部の掃除を長期に渡って怠っていると発生しやすい事でも知られています。

バーバリーテトラは水質変化に弱いため、水質が悪化すると症状が現れやすいので見つけたらすぐに治療し、大掃除やリセットをするなどして飼育環境も改善するようにしましょう。

治療方法ですが、薬品による薬浴を行います。使うのはグリーンF系、マラカイトグリーン、メチレンブルーです。

病魚を治療用水槽に移動したら、使用量を抑えた薬品を少しずつ慎重に投薬します。

治療中は5〜7日に1度、半分の量の水換えをして新たに投薬します。

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これを体表やヒレの付着物がなくなり、ヒレを広げてしっかり泳げるようになるまで続けましょう。

②エロモナス症

アクアリウムの世界でもかなり厄介な病気で、治療の難しさや致死率の高さが知れ渡っています。

症状もウロコが逆立つ、目が飛び出す、体に穴が空くなどがあり、呼び方も変わってきます。

エロモナス症の初期段階は全身の至る所に充血が見られ、次第にそれぞれの症状を表し始めますが、バーバリーテトラの場合は初期症状を見つけにくいため、治療が遅れがちです。

発症の原因は水の腐敗による水質の悪化や免疫力・体力の低下、古い餌を食べてしまった事などが挙げられます。

治療には薬浴を行い、使う薬品は観パラD、パラザンD、エルバージュ、グリーンFゴールドです。

病魚を治療用水槽に移したら、使用量を抑えた薬品を少しずつ投薬して治療します。

治療中は3〜5日に1度、半分の量の水換えをしてから新たに投薬します。

バーバリーテトラが食べてくれるようであれば、グリーンFゴールドを染み込ませた「薬餌」も与えます。

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体表や目の症状が収まれば治療は終了ですが、エロモナス症はしつこい病気であり、バーバリーテトラも薬浴などのストレスで体力がかなりギリギリになる事もあるので日頃から健康チェックをしてすぐに発見できるようにしましょう。

⭐腸内環境を整える人工飼料もオススメ!

最近の人工飼料はかなり進歩しており、原材料や栄養価なども昔より改善、ハイグレードになっています。

そんな人工飼料の中には腸内の環境を整える善玉菌が含まれている商品もあり、魚達の健康を強く支えています。

このタイプの人工飼料は腸内環境を改善させて免疫力を高めるだけでなく、食べ残したとしても目覚めた善玉菌が分解してくれるため、餌の腐敗による水質悪化を抑制する事ができるので個人的にもオススメです。

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また、善玉菌はエロモナス菌の増殖を抑えるため、恐怖の病気であるエロモナス症の予防にも持ってこいなため、水質にデリケートで病気になりやすい種類を飼育する場合や、より健康的に飼育したい場合はパッケージに記載されている原材料や商品紹介を読んで、お気に入りの善玉菌入り人工飼料を選んでみてください。

③白点病

最もポピュラーな魚病の1つで、名前が症状をバッチリ表しています。

症状として、ヒレや体表に数個の白い粒々が現れます。この白点はちゃんと粒になっているため、ウーディニウム症との見分けは簡単です。

白点の数は放っておくとどんどん増えてしまい、エラや目などを覆うほどになり、病魚はやがて死んでしまいます。

また、病魚は白点を落とそうとして流木や石などに体を擦り付ける事があり、この時に生じた傷が細菌感染症の原因になる事もあるため厄介です。

発症の原因ですが、水温の急変や水質の悪化などが主に挙げられます。

バーバリーテトラの場合は体色に対して白い点がかなり目立つので早期発見は簡単です。

治療方法として薬浴を行い、使う薬品はメチレンブルー、マラカイトグリーン、アグテン、グリーンF系を使います。

病魚を治療用水槽に移したら、使用量を抑えた薬を少しずつ、様子を見ながら投薬していきます。

治療中の水換えは使う薬品によって異なり、アグテンの場合は3日、メチレンブルー、マラカイトグリーン、グリーンF系の場合は1週間、グリーンFクリアーの場合は2週間に1度、半分の量の水換えをしてから新たに投薬します。

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治療は体表やヒレの白点がなくなるまで続けますが、石や流木に擦ってできた傷が目立つ場合は数日治療を延長して、細菌感染症対策をするようにしましょう。

④カラムナリス症

「尾腐れ病」「エラ腐れ病」「口腐れ病」などとも呼ばれる病気で、感染力の高さや症状の進行速度が早い事でも知られています。

初期症状は体表やヒレの一部に白〜黄色っぽい付着物が現れ、充血が見られるようになります。

尾腐れ病の場合は感染した尾ビレや尻ビレなどが溶けてボロボロに裂けてしまい、水面を弱々しく漂うようになって死に至ります。

バーバリーテトラの場合は尾腐れより口、エラ腐れの症状が出やすいため、健康チェックの時は口やエラが白濁していないか確認するようにしましょう。

発症原因は水質の急変や水質の悪化、小競り合いによる傷からの感染などが主に挙げられます。

バーバリーテトラの場合は温和な種類が多い小型カラシンの中では小競り合いしやすいため注意が必要です。

治療には薬浴を行い、使う薬品はグリーンFゴールド、グリーンF、パラザンD、観パラDなどを使います。

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病魚を治療用水槽に移したら、使用量を抑えた薬品を少しずつ様子を見ながら投薬します。

治療中は5〜7日に1度、半分の量の水換えをしてから新たに投薬します。

尾腐れ病の場合はかろうじて餌を食べられる事がありますが、口腐れとエラ腐れの場合は食事や呼吸が難しくなっているため、エラの近くにエアレーションを強めにかけ、細かくした餌をスポイトで少しずつ食べさせるようにしましょう。

症状によっては介助が必要な分、エロモナス症より治療が大変な病気と言えます。

なつ
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治療は患部の爛れた組織が治るまで続けますが、口腐れやエラ腐れの場合は後遺症が残る可能性もあるので、飼育環境は普段から整えるようにしましょう。

まとめ

画像引用元:チャーム様

今回は爽やかさで豪華な珍カラシン・バーバリーテトラについて皆様にご紹介させていただきました。

バーバリーテトラは珍カラの中でもマニアックな部類に入るため、美しい種類でありながらマイナー種だったりします。

また、キレイな水質を維持しつつ、しっかりと飼い込まないと本来の体色を発揮してくれないため、俺様系ツンデレが過ぎる種類です。

しかし、そんな彼らの望みを叶えてあげると体色はメタリックブルーを表し、紺色と金色のラインにメリハリのある鮮やかな色を纏ったヒレを見せてくれるようになります。

また、小競り合いの際に見せるヒレを全開にしたフィンスプレッティングは素晴らしく、バーバリーテトラが最も美しくなる瞬間です。

そんな姿を見られるのは、ツン多めのデリケートな彼らと向き合った飼い主にしか見る事のできない絶景でもあります。

なつ
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滅多にお目にかかれない「俺様系美麗種」の輝きを手中に納めたい方は、是非ご自宅の水槽にバーバリーテトラを迎え入れてみてはいかがでしょうか。

画像引用元:チャーム様

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