水槽の水換え・フィルター・底砂洗い方!
今回はアクアリウムを初めて間もない方向けに水槽掃除の手順・方法についてご紹介してまいります。
まず注意点から!
まずは、水槽内に手を入れる時は危ないので
念のため水槽内の保温用のヒーターのコンセントを必ず抜きましょう。
また、手はハンドソープなどで事前に洗うのは構いませんが、手指用消毒アルコールは付けてはいけません。
最近、”熱帯魚が弱っている時がある‥”、”翌朝水槽を見たら亡くなっていた・・”という方がいらっしゃいました。
よくお話を聞くと、普通にハンドソープで手を洗うところまでは良かったのですが、コロナ禍もあり習慣になってしまった「手指用消毒アルコール液」を手に付けてから水槽に手をいれたりしていたとのこと。
人間には良いのですが、水槽の中の魚には消毒アルコールは大変な悪影響になるので気をつけてください。
特に「手指消毒用アルコール液」は水にすぐにとけてしまうのでお魚たちへの影響が早いのです・・。
我が家水槽・普段から洗うもの紹介
我が家の何個かある中の90センチ水槽には、
- 20センチのセルフィンプレコ
- グッピー
- シルバーパールグラミー
- ホワイトコリドラス
などと混泳しているので
- 上部フィルター
- 底面式フィルター
- 外掛け式フィルター
の3つを使っていますが、セルフィンプレコとホワイトコリドラスが底面用の餌を使うため、どうしても底にある石とフィルターの汚れが目立ってしまいます。
そのため、汚れやすい下記のアイテムは水換えではなく
- 上部フィルターの吸水スポンジ
- 上部フィルターのフィルター素材
- 底石の上半分
- 筒や飾りの瓶
- 作り物の水草などのアクセサリー
は汚れに気づいた時にマメに水道水で洗っています。
セルフィンプレコがもう少し成長すると苔取りに役立ってくれそうですが、
まだ成長には時間がかかりそうなので飾りの筒など時々筆者にてコケ取りやゴミ取りをしています。
それでは早速掃除・水換え方法の紹介にまいりましょう!
水槽掃除・水換え方法紹介
①魚たちの避難
まずは、底石の汚れた部分をしっかりと洗うため、小さな底面魚や小さな魚、稚魚などは熱帯魚用のネットを使って他の容器・水槽に避難させます。
その時、他の容器の水は新しい水(水道水)ではなくそのまま魚が入っていた水槽の水を入れておきます。
熱帯魚の水換え用に我が家はバケツがあるのでそこに水槽の水を半分入れて、魚を移して水換えをしています。
万一洗剤など付いているときは魚たちに悪影響を与えるので他の用途に同じバケツは使用しないほうが無難です。
この写真の他にも歯ブラシや、パイプやチューブ、細かい部分を洗う細いパイプ用、洗剤がついていない(もう熱帯魚用にしています)スポンジも使っています。
②備品の取り出し・水槽用具・ガラス面の汚れ落とし
まずはアクセサリーのプラスチック製水草と瓶や、プレコ用に置いてある筒を取り出します。
また、エアレーションの吸水口のスポンジと吸水口を取り出し洗い流します。
私は熱帯魚用に新しい歯ブラシ(安いものですが‥)も掃除用具に入れてあるのでスポンジで取れない汚れは歯ブラシでゴシゴシすると水あかなどは取れます。
ガラス水槽なら歯ブラシで水あか、コケは取れるので1本あると便利です。
③底砂をすくってもみ洗い
我が家の水槽には、セルフィンプレコやホワイトコリドラスなど、底にいる熱帯魚がいるので
底砂の上っ面だけを取り出し水道水でもみ洗いし汚れを洗い流します。
筆者は見やすいようにプラスチックのコップを使って底砂の上っ面を取り出してます。
※筆者は小さなボウルを使い水道水で汚れを洗い流しています。
何回か洗うと、汚れが取れ綺麗な底砂になりました。
④アクセサリー類の洗浄
水槽内の飾りである筒、瓶、プラスチック製水草などをスポンジや歯ブラシで水でよくこすり洗いして水で流す。
⑤フィルターを一回にひとつだけ取り出して洗う
筆者の水槽の場合は3種類のフィルター
- 上部式フィルター
- 底面式フィルター
- 外掛け式フィルター
を使用しているのですが、
全部のフィルターを一度に洗ってしまうとせっかく安定している水質が悪化してしまうので全部一度に洗うのではなくどれかひとつのフィルターを一回に一度洗うようにしています。
ひとつのフィルターだけを使っている場合は、
フィルターの素材(上部フィルターならスポンジやフィルター材)の一部を洗い、1週間してからまた違うフィルター材を洗うと水質が安定します。
⑥最後に底砂と水槽水を少しづつ入れていく
熱帯魚も入っているので石があたらないようにゆっくりと水槽内の魚がいないところに、よく洗った底石をプラスチックのコップで少しずつ入れます。
最後に手で底石をならして綺麗になりました!
水槽水の追加にはバケツに4in1のカルキ・塩素抜き液とPSB養液を入れます。
カルキが抜けるまで時間を置いてから、水温を25度にして新しい水槽に少しずつ追加します。
水槽に新しい水を充分に追加できたらおしまい!です。
以上、水槽の水換えと底石の一部、アクセサリー、フィルター材の掃除についてのご紹介でした!
新しい水槽で初めから水を作る場合は?
①底砂をよく洗う
底石は白っぽい水が透明になるくらいまでよく洗い流します。
なかにはそのままよく洗わなくても使える底石も売っているのでペットショップなどで比べてみるのもよいかと思います。
底石には水草が成長しやすいように配合されたものなどもあるので、水草を育てている水槽には合っています。
②水槽設置場所を決める
まず、水槽を設置する場所を決め、そこに水槽を置いてみます。
- ドアの開け閉めを頻繁にするところではない、なるべく静かな振動のないところ
- 重さ(水槽は水を入れるとかなりの重さになります)に耐えられる場所で平らな場所
にしましょう。
③底面フィルターや底砂の設置
水槽セットにもよりますが、フィルターが底面式フィルターならまずはそのフィルターを置きます。
その上に底石を敷きます。
④ヒーターなどの飼育設備をセットする
ヒーターやサーモスタット、エアーの設置をします
⑤水槽の水作りをする
バケツなどに水を入れそこに筆者の場合はカルキ・塩素抜きの4in1液と、PSB養液を入れています。
飼う熱帯魚に合う水温になるようにぬるま湯と水でだいたいの水温にして水槽に水槽水を入れておきます。水温はだいたい25度から26度くらいです。
⑥水草、筒やアクセサリーなどを入れる
最後にサーモスタット(または、ヒーター)と、フィルター、エアーポンプのコンセントをいれて完成です。
すぐに熱帯魚を入れたい気持ちになりますが、
数日から1週間はこのまま循環させ水質が落ち着いてくるのを待つと良いです。