トーピードバルブの飼い方・育て方を徹底解説!

今回は、輝く鱗とスタイリッシュなシルエットが魅力的なトーピードバルブについて紹介していきたいと思います。
この魚はアクアリウム界では非常にメジャーな種類で、どの熱帯魚ショップでもよく見かけます。
そのため、トーピードバルブについてはご存知の方が多いでしょう。
しかしこの記事では、
という方。また、
という方にも役立つ情報を載せていますので、どうぞ最後までお読みください。
- トーピードバルブという魚について
- 飼育難易度
- 飼育に適した環境とは、病気にはかかりやすい?
- 同種・他種との混泳はできる?
- 筆者の飼育しているトーピードバルブの紹介
トーピードバルブという魚について

トーピードバルブはプンティウス属コイ科の熱帯魚で、主にインドを原産とする中型のバルブです。
流通名は「レッドライン・トーピード」と言いますが、その名の通り成魚になると口のあたりから腹部にかけて赤いラインの模様がはっきりと浮かび上がります。
また、目元から尾ヒレまでまっすぐ黒いラインの模様があるのも特徴ですね。
シルエットが非常にスタイリッシュで、水草水槽に入るとより水槽のレイアウトを引き立たせてくれる効果もあります。
相場価格は一匹500〜600円ほどですので、比較的安価な熱帯魚の一種です。
寿命は約3〜5年程度ですが、一般的な飼育環境では4年生きれば長い方でしょう。
しかし、最大体長は18cmと非常に大きくなります。
購入の時はこのサイズになることを分かった上で購入しましょう。
飼育難易度
(易)★★☆☆☆(難)

トーピードバルブは非常に丈夫な魚なので、飼育は容易です。
水替えなどもあまり気を使わなくても平気ですので、適した飼育環境さえあれば気軽に飼育ができます。
また、大型水槽に大量に投入しても敵対することなく群泳しますので、そういった飼育方法もおすすめです。
しかし、どんなに丈夫な魚といえども・大量の水替えを頻繁に行う・投入時の水合わせをしない・餌をあげすぎるなど無理な飼育方法をしてしまえば簡単に死んでしまいますので、注意しましょう。
飼育に適した環境とは?病気について
トーピードバルブに適した水質は弱酸性〜中性です。
レッドラインを鮮やかにしたい場合は弱酸性に水質を傾けると良いでしょう。
水温も21〜28℃と一般的な熱帯魚と同じような環境での飼育が適しているといえます。
これも飼育難易度が低い理由の一つですね。
餌に関しても、人工飼料でも生き餌でも何でも食べてくれますので、あげすぎに注意していれば特に問題点はありません。
筆者が飼育している期間の中で、トーピードバルブが病気にかかったことはありません。
以前同じ水槽に入れていたコロンビアレッドフィンが白点病を発症しましたが、トーピードに移ることはありませんでした(発見後すぐに救出したことも理由の一つかもしれませんが…)。
白点病を発症してしまったら、このメチレンブルーで作った水槽に移して治療してあげてください。
とはいえ、トーピードバルブ丈夫な魚ですので、適した環境で飼育していれば病気にかかることはあまりないでしょう。
飼育環境についての補足なのですが、前述したようにこの魚は成魚になると15〜18cm程度になる魚です。
そのため90cm規格以上の水槽があるとベストですが、最低でも45〜60cmの水槽を用意するようにしたほうがいいです。
同種・異種との混泳はできる?

トーピードは温和な性格をしているため、混泳向きの魚であるともいえます。
縄張り意識が強い魚ではないため、同種での混泳もうまくいくことが多いです。
混泳に失敗して、ボロボロになった熱帯魚を見なくて済むので安心です。
魚同士での喧嘩をしないため、体の鱗がいつでも綺麗に輝いてくれますよ!
【写真内に写っている水草について】
ロタラ
筆者の飼育しているトーピードバルブの紹介

飼育しているトーピードバルブの紹介です!
口元から生えている短いヒゲもチャームポイントの一つです。
飼い始めた頃は色も薄く、あまり目立たない子だったのですが、成長するにつれてどんどん鮮やかな発色になりました。
今では水槽の中でも非常に目立つ存在となっています。
想像していたよりも成長スピードが遅かったため、まだ大きな水槽に入れずに、ネオンテトラ、シルバーチップテトラなどと混泳しています。
これから成長していけば大きな水槽に移す予定ですが、現在のように小型のテトラ達と泳いでいる姿も非常に気に入っています!
このように成長に合わせて混泳相手を変えて楽しむのも熱帯魚飼育の楽しさの一つですね。
まとめ

今回はトーピードバルブについて基本的なことをまとめました。
水草水槽などに映える熱帯魚を探しているならば、この魚は非常におすすめです!
フンの量なども平均的ですので、すぐに水を汚してしまうこともありません。
凝ったレイアウトのワンポイントとして、鮮やかなレッドラインを携えたトーピードバルブを投入してみてはいかがでしょうか。